伴英幸さん死去 72歳 原子力資料情報室の共同代表
脱原発の立場から国の原子力政策を批判、点検してきたNPO法人原子力資料情報室の伴英幸(ばん・ひでゆき)・共同代表(72)が10日、がんのため死去した。葬儀、告別式は近親者のみで営む。 【2024年に亡くなった方々】鳥山明さん、曙太郎さん 1951年生まれ、早稲田大卒。生活協同組合専従を経て、90年に原子力資料情報室のスタッフになり、95年に事務局長、98年から共同代表。 原子力政策大綱を策定する原子力委員会の有識者会議の委員や、東京電力福島第1原発事故後に中長期のエネルギー政策を見直す経済産業省の有識者会議の委員を歴任。国の原子力政策に批判的な立場で発言を続けてきた。著書に「原子力政策大綱批判――策定会議の現場から」(七つ森書館)。