旧車趣味は金食い虫……でもない! 庶民のギリ現実的路線の「200万円」で始められるクルマを探してみた
■旧車らしさを味わえて、価格が控えめな車種を探す!
ここでは、単に価格が安いというだけでオススメしてしまい、購入したあとのトラブルに対応できずに落胆して、最悪の場合、旧車を嫌いになってしまう、ということにはなってほしくないので、先に扱いや維持がカンタンではない車種も混じっていますということをお断りしておきます。 その上で魅力を感じていただき、長いお付き合いになる車種と出会えてもらえたら幸いです。
まずは人気の高いL型エンジン搭載車から
シンプルな構造で補修や維持がしやすいことで支持されている日産のL型エンジンを搭載する車種は、軒並み値が上がっているということはお伝えしましたが、探せばまだリーズナブルといえる範囲に留まっている車種もあります。 その一例が日産セドリック/グロリア(430型)です。この車種は、1979年から1983年まで発売されたモデルで、2リッターのL20型から2.8リッターのL28型まで、インジェクション仕様のL型エンジンが搭載されています。 前モデルの330型は根強い人気があり、少し価格が高めですが、この型ならまだ200万円以下でも手に入れられる可能性はあるでしょう。 エンジンや駆動系の部品は豊富にあり、足まわりなどの補修部品もそこそこあるようなので維持もしやすいでしょう。
人気のブルーバードの穴馬モデル
スカイラインとフェアレディZに次いで日産で人気の高さを誇るのが510型ブルーバードです。 ほどよくコンパクトな車体に、パワフルな1.6~2リッターの4気筒エンジンを搭載。少しコワモテの雰囲気を醸し出す顔つきなどが支持され、日本を始め北米でも高い人気を誇ります。 この510ブルも程度やグレードによっては稀に200万円以下で売られていますが、ほとんどは300万円以上でしょう。 狙い目はその2代あとのモデルになる「810型」です。L型エンジン(6気筒シリーズ)と同じ設計で2気筒削った4気筒のL型エンジンを搭載しているので、6気筒シリーズ同様に補修と維持がしやすいのがポイントです。 タマ数はけっして多くありませんが、根強い人気を持つL型4気筒エンジンを堪能できるリーズナブルな車種ということでオススメします。