ウォルマート 、全商品10ドル以下の「ラグジュアリーコスメ」発表。美容分野への投資でAmazonに対抗
美容分野の第一人者をめざす
ウォルマートはAmazonに対抗する必要上、「ラグジュアリーコスメ」の品揃えを充実させるプランの一環としてプリティスマートを立ち上げたとカイパー氏は話し、こう説明する。「ウォルマートは美容分野の第一人者をめざしたい。これを実現する方法のひとつがアクセシビリティとインクルーシビティ(包摂性)の推進だと考える」。 ウォルマートは2023年に新興のコスメブランドを支援するアクセラレータプログラムとして「ウォルマートスタート(Walmart Start)」を立ち上げた。スタートアップ企業に必要なリソースと資金に加えて、ウォルマートの店頭に並ぶ可能性も提示している。最初の参加企業にはフレグランスブランドのドシエ(Dossier)、ネイルブランドのペイントラボ(Paintlab)、ヘアケアブランドのザ・ヘアラボ(The Hair Lab)とパードンマイフロー(Pardon My Fro)が選ばれた。3月に発表された2024年組には、ボディケアブランドのサンデーボディ(Sundae Body)、ヘアケアブランドのコスモロジー(Kazmaleje)とラティナスビューティ(LatinUs Beauty)、ウェルネスブランドのカーレントステート(Current State)らが名を連ねる。 ウォルマートは5月16日に発表した2025年第1四半期決算で、売上高は前年同期比6%増の1615億ドル(約25兆8000億円)となり、美容商品の販売を含む食料品部門は1ケタ台半ばの伸びを報告した。カイパー氏によると、同氏率いるチームは今年、美容グッズ部門の増設に注力する計画だという。 [原文:Walmart expands its ‘luxury’ beauty assortment] TATIANA PILE(翻訳:英じゅんこ、編集:戸田美子) Image via Walmart
編集部