「大人の女優」への階段を上がる広瀬すずが、試練を味わった「意外過ぎる出演作」
作品選びに変化が見られる「広瀬すず」
女優の広瀬すず(26歳)が来年1月スタートのTBS系連続ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』に主演することが、先ごろ発表された。 【写真】深津絵里が表舞台から姿を隠す「知られざる事情」 『Kiss』(講談社)で連載中の同名漫画が原作。クリスマスイブに元警察官の父親を殺された広瀬演じる大学生・心麦(こむぎ)が、遺された手紙を手掛かりに真相に迫るヒューマンクライムサスペンス。広瀬は本格サスペンス初主演となる。 心麦とバディを組み、事件の真相を追う弁護士・松風役は、広瀬と初共演となる松山ケンイチ(39歳)、心麦の父親役は、映画『海街diary』('15年)以来数々の作品で共演したリリー・フランキー(61歳)が演じることが発表されている。 「以前は大規模公開の映画の主演作を中心にオファーを受けていたすずさんでしたが、このところ、作品選びに変化が見られます。昨年10月に公開された、元BiSHのメンバー、アイナ・ジ・エンドさんの主演映画『キリエのうた』では主人公の友人役を好演。 来年1月9日からNetflixで独身配信される、向田邦子さん原作の名作ホームドラマ『阿修羅のごとく』では四姉妹の四女役。共演するのは宮沢りえさん、尾野真千子さん、蒼井優さんという主演クラスの演技派ばかり。 『阿修羅』、『クジャク』は若いころはなかなか挑まなかったシリアスな作品。役の幅を広げつつ、先輩たちとの共演でいろいろ学ぼうとする姿勢が見え"大人の女優"へのステップアップを図っているのでしょう」(テレビ局関係者)
来年は「出演映画3本」!
すでに、YouTubeに公開されている主演映画『ゆきてかへらぬ』(来年2月21日公開)では、これまでの作品ではなかったような濃厚なラブシーンを演じていることが明らかになっている。 「すずさんが演じるのは20歳の新進女優。木戸大聖さん演じる後に天才詩人と呼ばれる中原中也と出会い、その後、新婚の岡田将生さん演じる中也の友人で文芸評論家・作家の小林秀雄との三角関係が描かれた作品です。 また、自身も含め、いずれもNHKの朝の連続テレビのヒロイン役を務めた、杉咲花、清原果耶との共演で、昨年の『カンヌ国際映画祭』にて『怪物』で脚本賞を受賞した坂本裕二氏のオリジナル作品『片思い世界』、ノーベル文学賞作家のカズオ・イシグロ氏の原作を映画化した『遠い山なみの光』に主演。 さらに沖縄を舞台にした『宝島』に出演。この3本はいずれも来年公開予定とあって、来年は"勝負の年"になりそうで、映画賞を総なめにする可能性もあります」(映画ライター) もともと、姉の広瀬アリス(29歳)が芸能界入りを果たしており、姉と同じようにモデルから女優に転身。 16年公開の映画『ちはやふる』の2部作で映画単独初主演を務め一躍脚光を浴びたが、それ以前に、しっかり女優としての試練&転機を味わっていたことから、女優としての成長過程の"未来予想図"をしっかり描けていたようだ。