「大人の女優」への階段を上がる広瀬すずが、試練を味わった「意外過ぎる出演作」
映画『怒り』が転機に
「'16年公開の、吉田修一氏の原作を映画化した『怒り』はオーディションを受けて、沖縄在住の女子高生役をゲットしました。ただ、その役は米兵に性的暴行を受けて大きな心の傷を背負うことになる役。そういうシーンもあったのですが、すずさんが自分から『やります』と事務所の社長に直談判したそうです。 同映画のメガホンを取ったのは、『フラガール』('06年)、『悪人』('10年)などで数々の「映画賞をゲットした李相日監督。李監督といえば、売れっ子の若手であっても厳しくあたり、『現場に入ると鍛えられる』と業か内では評判です。 また、話し合って納得するまでカメラを回さないことで知られるので、すずさんは気持ちが固まるまで時間がかかって、役の辞退も考えたほどだったそうですが、何とか迫真のシーンを撮り終え、撮影後には感情が高ぶって涙を流していたそうです。 当時の作品は、ちやほやしてくれる大人たちにばかり囲まれていたので、カルチャーショックを受けたそうです。しかし、あそこで厳しさをたっぷり味わったことから、本人は周囲にあの現場が試練であり、今後の女優業について考える転機になったことを明かしているそうです」(映画業界関係者) 来年、いよいよ女優としての本領を発揮するかもしれない。 ……・・ 【さらに読む】「綾瀬はるか」の「駆け落ち」はもう誰も止められない...?所属事務所の「危惧」と「その相手」
週刊現代(講談社・月曜・金曜発売)