水冷化にフルTFT液晶!ミドルアドベンチャー「ヒマラヤ」がフルモデルチェンジして登場
ロイヤルエンフィールドはミラノショー2023にて、同社唯一のアドベンチャー「HIMALAYA(ヒマラヤ)」初のフルモデルチェンジを発表した。エンジンは空冷411ccから水冷452ccの新設計「シェルパ450」に変更され、出力も40PSまで一気に向上。さらにフルデジタルメーター、スロットルバイワイヤ、電子制御の採用といった、最新装備を備えるモデルとして新生。従来とは全く違うモデルへ変貌した。 【画像】新型「ヒマラヤ」イメージとディテールギャラリー 発売日、価格は未発表だが、年内にはインド国内での販売が決定。順次海外展開も進めていくとしている。
クラシックなルックスはそのまま、内部は最新水準へ超進化!
2018年に発売された「ヒマラヤ」は、411cの空冷OHCエンジンとクラシカルなデザインが特徴的なロイヤルエンフィールド初のアドベンチャーモデル。ロイヤルエンフィールドといえば「クラシック350」等に代表されるレトロスタイルを得意とするメーカーという印象通り、牧歌的なビッグシングルエンジンは出力24.3PS/6500rpmと控えめで、シート高も低く(800m)設定されており、トレッキングモデル的な存在感のモデルだった。もちろん現行モデルらしく、海外ではメーターにシンプルなターンバイターンナビゲーションシステムを搭載しており、また2021年には最新排ガス規制に適合するマイナーチェンジを受けている。 そんなヒマラヤが突如生まれ変わった。スタイリングは一見大きく変わっていないのだが、全体的に丸みをおびたシルエットに見直されているほか、大型のラジエーターを備える水冷OHCエンジンを搭載しているのだ。このエンジンは排気量も見直されており、452ccと一気に41ccも拡大された「シェルパ450」となる。出力は40PS/5500rpmまで一気に向上しており、力強い走行性能を獲得した。ホイールサイズは従来と同じフロント21インチ、リア17インチだが、SHOWA製カートリッジタイプの倒立フォークを新採用。またリアタイヤサイズが140/80サイズの幅広に見直され、より高い安定感を追求している。