冬用タイヤ 2割近くが装着せず…ノーマルタイヤの雪道走行は法令違反の場合も【ネクスコ中日本】22日頃の大雪時は外出控えるよう国交省が呼びかけ【雪と風のシミュレーション】
積雪地域での高速道路の冬用タイヤについて、2割近くが未装着であったことが、ネクスコ中日本(NEXCO中日本)の調査でわかりました。ノーマルタイヤでの高速走行は大変危険であり、法令違反の場合もあるとして、冬用タイヤの装着を呼びかけています。 【写真を見る】冬用タイヤ 2割近くが装着せず…ノーマルタイヤの雪道走行は法令違反の場合も【ネクスコ中日本】22日頃の大雪時は外出控えるよう国交省が呼びかけ【雪と風のシミュレーション】 ネクスコ中日本(NEXCO中日本)は管内の高速道路で、12月6日(金)から11日(水)までの6日間、冬用タイヤそ装着およびタイヤチェーンの携行状況を調査しました。 その結果、調査した946台のうち785台が冬用タイヤを装着していて、装着率は83パーセントでした。 「大型車」の装着率が97パーセントだったのに対し、普通車や軽自動車などの「小型車」は78パーセントにとどまっていて、全体での未装着は17パーセント、2割近くの車が冬用タイヤを装着せずに走行していることがわかりました。 ■予防的通行止めやチェーン規制の区間も ネクスコ中日本は、大雪特別警報や大雪に関する緊急発表が行われるような異例の降雪時には、予防的通行止めや、金沢支社管内の次の区間でチェーン規制を実施する場合があります。 チェーン規制実施時は冬用タイヤを履いていても、タイヤチェーンを装着しなければ走行できません。 ネクスコ中日本によりますと、ノーマルタイヤでの雪道走行は、道路交通法違反となる場合があるといいます。 例年12月から翌年3月までの北陸地方の冬期は、高速道路上の事故発生率が増加するとして、早めの冬用タイヤの装着、タイヤチェーンの常時携行を呼びかけています。 ■21日からの大雪時、外出控えるよう国交省が呼びかけ あす21日から週明けにかけても冬型の気圧配置が強まり、上空には寒気が流れ込む見込みです。このため日本海側は雪で、太平洋側は晴れても厳しい寒さが訪れそうです。“警報級の大雪” のおそれもあり、国土交通省北陸地方整備局も大雪の際は外出を控えるようよびかけています。 あす21日は前線を伴った低気圧が北日本を通過する見込みです。北海道は雪、東北と関東から九州は次第に雨や雪が降るでしょう。