『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』©2023 Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved

　2025年1月24日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開される『ゴールドフィンガー巨大金融詐欺事件』の日本版ポスタービジュアルと予告編が公開された。 【写真】『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』場面写真 　本作は、総製作費70億円を投じて、香港黄金時代を再現したエンターテインメント大作。1980年代、イギリスによる植民地支配の終焉が近づく狂乱の香港バブル経済時代を舞台に、ビジネスエリートたちの熾烈な陰謀うずまく、巨額の金融詐欺事件を描く。 　海外でビジネスに失敗し香港に逃亡、その後1年のうちに100以上の会社を設立した時代のレジェンド、チン・ヤッイン役をトニー・レオンが演じ、チンに狙いを定め、粘り強い追跡を行う捜査官、ラウ・カイユン役をアンディ・ラウが務めた。2人の共演は『インファナル・アフェア』シリーズ以来20年ぶりとなる。監督と脚本は、『インファナル・アフェア』3部作の脚本を手がけたフェリックス・チョンが担当した。 　2023年12月に香港・中国本土ほか世界各国で封切られた本作は、2023年香港における、香港映画週末興行収入ランキング第1位を記録。その後も勢い止まらず香港興収ランキング5週連続第1位を獲得すると、香港・中国本土の最終興行収入が130億円超えを記録し、第42 回香港電影金像獎（香港アカデミー賞）では12部門にノミネートされ、主演男優賞（トニー・レオン）、撮影賞を含む最多6部門を受賞した。 　公開された予告編に映し出されるのは、「あなたはこの数年で3億香港ドルを稼いでいる。あの金はどこから？」と冷静沈着な面持ちで詰問する捜査官ラウ・カイユン（アンディ・ラウ）。だが、詐欺師のチン・ヤッイン（トニー・レオン）は、問い詰められても余裕たっぷりな笑顔でかわそうとする。舞台は金と欲望が渦巻く80年代の香港。ゼロから成りあがった凄腕詐欺師のチンは「私が触れるもの全てが金になる」と豪語。これに対し、「金持ちでも、善悪を決める資格はない」と自分の信条を糧に追い込んでいく執念の捜査官ラウのセリフが続き、2人の男の生きざまの違いが描写される。 　「奴は香港人から100億ドル以上騙し取った」と語られる通り、巧みに人心掌握し、金を手に入れるチンと金の為なら人の命など軽いものとでも言うかのように狙われるラウ。突っ込んでくる車を回避しようともがく危機一髪のシーンも捉えられている。さらに、予告編のクライマックスでは銃声とともに乱闘が始まり、海上では船が爆破される。怒濤の展開の中、「無傷でいられるとでも？」とジリジリと追い詰めていく捜査官ラウ。そして映像は最後には「任せるよ、捜査官」とひょうひょうと答えるチンの姿で締めくくられている。 　あわせて、「凄腕詐欺師VS執念の捜査官」というコピーを挟んで、コインを手に余裕たっぷりに構える詐欺師チンと、チンの検挙を目指し、眼光鋭く前を見据えるラウ捜査官の対立が印象的なポスタービジュアルも公開。背景には、チンが悪質な違法取引を通じて築き上げた嘉文世紀グループの黄金のロゴマークと、ネオン光る80年代香港の街並みが写し出されている。