「党内で論戦するのが自民党」自民党総裁候補の加藤勝信氏に聞く党改革の要点とは?
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年9月23日に公開された動画のテーマは「党改革のあるべき姿」。 9月27日に投開票を迎える自民党総裁選に立候補した加藤勝信衆議院議員に、総裁選の裏側についてお話を伺います。党総務会長を経験した加藤氏は、今回の政治資金収支報告の不記載問題に関する処分をどう捉えているのか?問題の所在やあるべき姿について語っていただきました。 【このトピックのポイント】 ・派閥解散以前から「党内で論戦するのが自民党」 ・政策の理解を得るために、解散総選挙を ・党改革は「万機公論に決すべし」から
加藤勝信氏のプロフィールをご紹介します。 大蔵省(現財務省)で官僚を経験後、加藤六月衆議院議員の秘書を経て、2003年に衆議院議員に初当選。以降、一億総活躍担当大臣、厚生労働大臣を3回、働き方改革担当大臣、内閣官房長官などの要職を務めています。 一番大変だったのはコロナが始まった頃の厚労大臣経験。発症当時、どういう危険性があるか十分な情報もなく、体制も不十分な中で、「医療の現場で対応された方、たいへんなご苦労があったと思う。国民の皆さんにも協力いただき、5類に戻すことができた」と振り返ります。
考えが違っても思いは一緒 党内で論戦する自民党の文化
派閥解消後、初めての総裁選。平成研からは茂木氏とともに立候補している加藤氏。話しにくいということなどはなく、「9人同じバスに乗って、それぞれいろんな話をしてますね」と微笑みます。 「自民党内の論戦はすごくってですね。聞くと本当に大丈夫なの?って思うぐらい違うんだけど、でもだんだん収斂していくんですよね」と、論戦を重ねて収束に向かうのが自民党の強さであると説明します。 加藤勝信氏「言っていることは違うけれど、思いは一緒というところでつなぎ、賛成できないけれど、納得する。そこが大事で、納得した以上はみんなでやるよ、というのが自民党の歴史だし、それがあるから政権政党として信頼をいただいてきた、大事な柱なんですね」