関西電力グループ、万博前売り券を5万枚追加購入 計25万枚に 森社長「好評なので」
関西電力の森望社長は産経新聞の取材に応じ、2025年大阪・関西万博の前売り入場券をグループで5万枚追加購入することを明らかにした。これまで20万枚購入しており、計25万枚となる。前売り入場券は社員や取引先企業に配布するなどしている。森社長は「非常に好評なので追加購入を決めた。機運をもっと盛り上げていきたい」と語った。 関電は福利厚生の一環として前売り券を社員とその家族らに配布するなどしているが、配布対象の拡大も含めて対応を検討するという。 森氏は関西経済連合会副会長。ほかの企業では、関経連の松本正義会長の出身企業である住友電気工業グループが30万枚、関電と同じく副会長を出しているJR西日本が20万枚を購入すると明らかにしている。 万博運営主体の日本国際博覧会協会は前売り入場券の販売目標を1400万枚とし、うち700万枚は経済界が購入することになっている。 昨年11月末から販売しているが、今月11日時点で売れたのは一般も含めて約742万枚で目標の約53%にとどまる。協会関係者によると、現在までに売れた大半は企業によるまとめ買いで、一般販売の伸び悩みを克服できていない。(桑島浩任、井上浩平)