大谷翔平、「満点に近い」自己採点の意味… 過去2度とは違う「特別な」3度目MVP、勝利に直結した個人記録
ドジャースの大谷翔平にとって、3度目のMVPはこれまで以上に「特別」だった。エンゼルス時代の2度の受賞とは違い、今回はチームの成績が伴った。悲願のワールドシリーズ制覇の立役者ともなった。 ◆大谷翔平&真美子さん、あっ!デコピン逃げた【写真】 「チームとして特別な結果を出した年に、個人としてこういう評価をもらうのは特別。今後の励みになる。来年以降もチームとしても、個人としても頑張りたい」。そして、個人の今年1年の評価として「満点に近い。チームとして結果を出したのは、満点に近い要因」と続けた。 今年は史上初の「50-50(54本塁打、59盗塁)」という異次元の成績を残したが、自身の活躍が勝利につながってこそ満足できる。大谷翔平は選手としてのスタンスを再確認した。だからこそ、今回のMVPは「ドジャースの一員として代表して(MVPを)もらった。みんなでつかんだもの」と語った。 ワールドシリーズ優勝後の「シャンパンファイト」で、大谷はフリードマン編成本部長に「あと9回、やろう」と語った。これは本心だろう。10年契約の1年目でワールドシリーズ制覇。大谷は「チーム全体として重圧がかかる中、(今年は)難しいシーズンだった。来年以降ますますそういう気持ちが強くなると思うが、それを超えていけるように全員で頑張りたい」。 来年は投手として復帰するシーズンで、二刀流を再開させる見通し。チームの勝利のために、打って、走って、投げる。その先に歴代単独2位となる4度目のMVPが見えてくる。(阿部太郎、写真はAP)
中日スポーツ