２戦連発に向け闘志を燃やす清水・矢島（カメラ・武藤　瑞基）

　Ｊ２清水は４日、ホーム・千葉戦（６日）に向け三保で一部非公開調整。ＭＦ乾貴士（３６）、ＦＷカルリーニョスジュニオ（２９）が出場停止となる一戦を総力戦で乗り切る。 　主力ダブル欠場のピンチにひるむわけにはいかない。清水は前節２得点のカルリーニョスと司令塔・乾が警告の累積により出場停止となる。秋葉忠宏監督（４８）は「我々の（選手）層の厚さが生きる時」と総力戦に自信を見せた。 　代役候補に挙がるＭＦ矢島慎也（３０）は「毎試合が勝負。個人的にも結果を残し続けなければスタート（先発）の保証はない」と言い切る。途中出場した前節の岡山戦はＤＦ北爪のパスに反応し、右足で貴重な３点目。チームは連敗を脱したが首位・長崎と勝ち点１差、２位・横浜ＦＣとは勝ち点で並んでおり油断できない戦いが続く。「危機感は常に持っている」と表情を緩めずに言った。 　千葉とは３月のアウェー戦で３―１。だがスコアとは対照的に相手の強度に苦しみボール保持では苦戦した。プロ入り時の古巣とマッチアップする北爪は「タフな相手だが上回っていくしかない」と語気を強めた。当日はクラブＯＢの元日本代表ＦＷ岡崎慎司氏（３８）も来場予定だけに、レジェンドに恥ずかしい姿は見せられない。オリジナル１０対決を制し、今季ホームでの無敗（９勝１分け）を継続する。 （武藤　瑞基） 　◆Ｊ２清水◇配布　６日のホーム・千葉戦で先着１万４０００人に「エスパルスバースデーサマーシャツ」を配布する。