明秀日立、光る集中打 センバツに6校決定 関東・東京選考経過
第94回選抜高校野球大会の出場32校を決める選考委員会が28日、オンラインで開催された。関東・東京地区からは、明秀日立(茨城)=4年ぶり2回目▽山梨学院=2年ぶり5回目▽木更津総合(千葉)=6年ぶり4回目▽浦和学院(埼玉)=7年ぶり11回目▽国学院久我山(東京)=11年ぶり4回目▽二松学舎大付(東京)=7年ぶり6回目=の6校が選ばれた。 【あのドラ1も】昨年センバツからプロの扉開いた選手たち 関東は昨秋の地区大会4強を順当に選出した。優勝した明秀日立は3試合で25得点と切れ目ない打線の集中打が光り、長打力も発揮した。準優勝の山梨学院は打率6割超をマークした1番・鈴木斗を中心につながりのある打線が買われた。防御率1点台と安定した右腕・榎谷の評価も高かった。 他の4強勢では、木更津総合のエース右腕・越井の完成度の高さが評価された。140キロ超の直球と切れのあるスライダーをテンポ良く投げ込む。宮城、金田の左右の継投で勝ち上がった浦和学院も選出された。 東京大会を制した国学院久我山は、決勝で九回2死から2点差を逆転する勝負強さが認められた。目前で優勝を逃した二松学舎大付と、関東大会8強の中で個々の能力の高さが認められた東海大相模との比較で6校目を選考。巧みな投球術を誇るエース左腕・布施の安定感などを評価し、二松学舎大付を選んだ。 関東・東京の両地区を比較する1枠が東京地区から選出されたのは5年ぶり。前回センバツ王者の東海大相模は関東の補欠1位に回った。