大根仁「地面師たち」で話題のセリフに言及…「場の空気を変えるような関西弁が、俺の引き出しのなかに『もうええでしょう』しかなかった」
★話題作「地面師たち」についてクロストーク
続いての話題は、Netflixドラマ「地面師たち」について。春菜さんから「世界中で大ヒットじゃないですか! 『地面師たち』が話題になって、生活が変わったみたいなことはありますか?」との質問に、大根さんは「そんな急には変わんないよ(笑)」と即答。 「Netflixであのタイプの作品は今までなかったから、自分でも“ある程度はいくだろうな”という手応えはあったし、意外とみんなが観たがっているようなタイプの作品じゃないかなと思っていたけど、こんなにヒットするとは思っていなかった」と打ち明けつつ、配信後の反響ぶりに、「自分の想像を超えて、いろいろな国や地域の人たちがたくさん観てくれているというのがビックリだった」と振り返ります。 さらに、劇中に出てくるセリフについてのトークも。春菜さんが、「印象的なセリフもいっぱいあるじゃないですか。『もうええでしょう』とか『最もフィジカルで、最もプリミティブで、そして最もフェティッシュなやり方でいかせていただきます』とか。脚本を書くとき、そういうセリフはどうやって出てきましたか?」と伺うと、大根さんは「(後藤役を演じるピエール瀧さんの)『もうええでしょう』は全然狙っていなくて。一言で場の空気を変えるような関西弁が、(関西の人間じゃないから)俺の引き出しのなかには『もうええでしょう』しかなかった(苦笑)」と答えます。 豊川悦司さん演じるハリソン山中が発したセリフ「最もフィジカルで、最もプリミティブで、そして最もフェティッシュなやり方でいかせていただきます」が出てくるシーンは原作にはなかったものの、「ドラマ版のハリソンの役が自分のなかで固まってきていたから、“事に至る前はこういうことを言うんだろうな”って思いつつ、“何言ってるんだこの人”って自分で書きながら思っていた(笑)」と大根さんの裏話に、春菜さんは聞き入っていました。
★Chapter#0 Library★
ゲストが背中を押された作品を紹介してもらうコーナーで、大根さんがセレクトしたのは、NHK連続テレビ小説「虎に翼」。こちらは、伊藤沙莉(いとう・さいり)さんの主演で、日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだひとりの女性を、実話に基づくオリジナルストーリーで描いた作品です。 「半年間、ほぼ毎日リアルタイムで観ていた」と大根さん。初回のファーストシーンを観たときに「“あ、傑作きた!”と思った」と振り返つつ、「NHKの朝ドラや大河ドラマはよく観るんだけど、長いスパンでやるドラマって結構、中だるみしたり、最後に息切れしたりすることがあるんだけど、『虎に翼』は最後まで面白くて、ラスト1ヵ月でまたちょっとギアが変わるみたいなことがあって。映像作品を作る身として、いろいろと勉強になりました」とセレクト理由を語りました。 * 2週に渡る大根さんとのトークを振り返り、春菜さんは「『地面師たち』のセリフのお話だったり、芸人枠の話で大根さんがどんなものを観て刺激をもらって、影響を受けて作品に活かしているのかなど、本当に楽しいお話でした。久しぶりにお会いできてめちゃくちゃうれしかったですし、次はまた大根さんの作品のなかでお会いできたらうれしいなと思っております」と話していました。 (TOKYO FM「CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ Chapter #0 ~Touch Your Heart~」2024年11月10日(日)、11月17日(日)放送より)
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