【スクープ】CB1300SFファイナルエディションは初代カラーに回帰!? 2025年5月に最終型が登場か
より軽く、コンパクトに進化したSC54型CB1300SF
SC40型は2003年に後継となるSC54型CB1300SFへとモデルチェンジし、それまでの国内専用モデルからグローバルモデルとして海外への輸出が始まった。乾燥重量246kgであったSC40型に対して、新しいSC54型は乾燥重量226kgと20kgもの軽量化が図られていたのが最大のトピックと言えるだろう。 エンジンはSC40型と同じボア×ストロークの1284ccだが、燃料供給装置をキャブレターからPGM-Fi(電子制御式燃料噴射装置)へと変更され、三次元点火時期制御システムやロッカーアームに代えてカムがリフターを介して直接バルブを押す直押しタイプなどが採用された。このエンジンは最高出力は74kW(100PS)/7000rpm、最大トルク117Nm(11.9kgm)/5500rpmを発揮する。 フレームは新設計されたよりコンパクトで軽量なスチール製のデュアルバックボーンダブルクレードルで、7kg軽量化されるとともにホイールベースは30mm縮小されている。リアサスペンションはダブルプロリンクサスペンションを廃止した一般的なツインショックとなり、フロントのブレーキキャリパーは4ポットキャリパーが採用されている。ホイールサイズは前後17インチで、リアタイヤがSC40型の190/60-17から180/55-17へと変更されている。 SC54型にはハーフカウルを装備したCB1300 SUPER BOL D’ORが2005年に追加され、2019年には前後にオーリンズ製のサスペンションとフロントブレーキにブレンボ製のモノブロックキャリパーなどを装備したSB1300SPがラインナップされるなど、マイナーチェンジとバリエーションの追加などを繰り返しつつ21年間製造が続けられている。 SC54型の最後を飾るファイナルエディションは、ずはりSC30型の初代モデルをオマージュした「ホワイト/レッド」と、「ブラック/グレーメタリック」の2色になるのではないかと予想される。スペックなどは現行の2024年モデルとなるだろうが、「FINAL EDITION」が正式車名になればロゴマークなどが各部に配されることになるだろう。 このSC54は2026年の10月には生産終了になる可能性が高い。それによって、「プロジェクトBIG-1」に始まるCB1000SF、CB1300SFの歴史には一旦終止符が打たれることになる。ただ、CB1300SFがホンダを代表するモデルであることを考えると、後継モデルが出てくる可能性は高いので、それにも今から期待したい。
CB1300SF主要諸元(2023)
・全長×全幅×全高:2200×795×1125mm ・ホイールベース:1520mm ・シート高:780mm ・車両重量:266kg ・エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒1284cc ・最高出力:83kW(113PS)/7750rpm ・最大トルク:112N・m(11.4kgm)/6250rpm ・燃料タンク容量:21L ・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク ・タイヤ:F=120/70-17、R=180/55-17 ・価格:156万2000円(税込)
Webikeプラス編集部
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