【スクープ】CB1300SFファイナルエディションは初代カラーに回帰!? 2025年5月に最終型が登場か
伝説の始まりとなるSC30型CB1000SF
初代のSC30型CB1000SFはCBR1000F系のエンジンを、専用開発されたスチール製のフレームに搭載し、CB750FやCB1100Rといったモデルの意匠を各部に取り入れたネイキッドモデルであった。 容量23Lという大きなフューエルタンクは前方を張り出し、ニーグリップ部を絞ったCB1100R風のデザインを持ち、サイドカバーやシートカウルは直線を基調としたシャープなデザインにまとめられていた。カラーはCB1100Rのトリコロールカラーを彷彿とさせる「ホワイト/レッド」と、グラフィックはそのままに渋いイメージに仕上げられた「ブラック/グレーメタリック」が用意された。 CBR系の水冷エンジンは排気量998ccで、最高出力93PS/8500rpm、最大トルク8.6kgm/6000rpmと中低回転域での特性を重視してチューニングされていた。車体はスチール製のフレームにアルミ製スイングアームを組み合わせ、43mm系の正立フロントフォークとリザーバータンク付きのツインショックが組み合わされた。ホイールサイズは前後18インチで、フロント120/70-18、リア170/60-18サイズのタイヤを履き、フロントダブル。リアシングルのディスクブレーキを備える。 ビッグバイクらしい大きさと、高い人気を誇ったCB-F/R系のデザインを持つCB1000SFは、大型クラスに初めて投入されたネイキッドバイクだったいうこともあり大人気モデルとなった。
1300ccエンジンを搭載するSC40型CB1300SF
CB1000SFは1998年まで製造されたが、モデル末期においては後発の他社モデルがより大きな排気量のエンジンを積んだこともありモデルチェンジを迫られた。そして、1997年の東京モーターショーにおいて、「PROJECT BIG-1」コンセプトを引きづく新しいCBは1300ccのエンジンを搭載した、型式名称SC40型の「CB1300SF」が発表された。 デザインはCB1000SFの延長線上にあったSC40型のCB1300SFだが、エンジンからフレームまでそのほとんどが新設計されたモデルである。エンジンは1997年に発売されたX4に最初に搭載たれたものをベースとしつつ、キャブレターやエキゾーストシステム点火時期などを変更し、最高出力100PS/7500rpm、最大トルク12.2kgm/5000rpmという当時のネイキッドモデル最強のスペックが与えられた。また、水列エンジンではあるが、シリンダーには空冷エンジンのようなフィンが設けられたのも特徴的だった。 フレームはX4で採用されたバックボーンタイプのダブルクレードルタイプで、ヘッドパイプの位置の変更などを行なうことでCB1000SFのディメンションに近づけ、17インチのホイールを組み合わせることで旋回性能や低速での取り回し性能を向上させていた。リアサスペンションにはプロリンクサスペンションをツインショック化したダブルプロリンクサスペンションを採用し、フロントブレーキには6ポットキャリパーを奢るなどフラッグシップモデルらしい装備が与えられていた。
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