意外に費用がかかるのは「棺桶」「お布施」「保冷剤」…家族葬の急増で変貌する〈葬儀費用〉のリアル
身近な人との別れを悲しむ間もなく準備をしなければならないお葬式。お金がかかることは知っているが、実際にはどのくらいの費用がかかるかは知らないという人も多いのではないでしょうか。株式会社NEXERが『イオンのお葬式』と共同で調査した「葬儀の費用」についてのアンケート結果をもとに、葬儀費用の現状を見ていきましょう。 職業別「平均年収」ランキング…<令和4年賃金構造基本統計調査>
お葬式っていくらくらいかかるの?
葬儀そのものだけでなく、お布施やお礼の品などにもお金がかかるのがお葬式です。具体的にどのくらいの費用がかかるのでしょうか。 株式会社NEXERが『イオンのお葬式』( https://www.aeonlife.jp/ )と共同で、事前調査で「喪主あるいは葬儀を執り行った経験がある」と回答した全国の男女415名を対象に、「葬儀の費用」について調査。発表されたランキング結果より、上位3位を見ていきましょう。
第3位 「30万円~50万円未満」
非常に小規模な家族葬であれば、30~50万円程度の場合もあるようです。 近親者のみで執り行われる際は、返礼品や香典返しなどが必要ないため、費用が抑えられる傾向にあります。また、2日間ではなく1日のみで行われる葬儀の場合はさらにかかる費用が安くなります。
第2位 「100万円~130万円未満」
家族葬にかかる平均的な費用が100万円ほどであるといわれており、100~130万円未満はおおよそ相場程度であるといえそうです。 葬儀のプランによってサービスや商品が変化するため、費用が変化しやすいのが特徴です。また、参列者の数によっても返礼品や飲食代にかかる費用が増減します。
第1位 「70万円~100万円未満」
お寺へのお布施などを含まない場合の家族葬の平均あたりから少し安価な費用が、この価格帯です。 費用がかかる基本的なものとしては、ドライアイスや搬送費など、遺体の管理に必要なものがあります。さらに、棺や供花、祭壇の大きさなどで上下しやすいとされています。 葬儀会社のセットプランに何が含まれているのか、比較してよく検討することが大切です。
葬儀費用ランキング、4位以降はコチラから
「葬儀にかかる費用ランキング」TOP3を見てきました。いざ、大切な人が亡くなったとき、平静ではいられない状況で見積もりをじっくりと吟味する、なんてことは到底難しいものです。 事前にある程度の想定をしておくことで、もしものときにも冷静な判断で、納得のいく葬儀を行うことができるのではないでしょうか? 4位以降はコチラから見られます。 故人を、残された人たちが偲び、納得のいく形で見送ることができるのが、よい葬儀の形といえます。いざ、別れのときが訪れた際に、慌てず落ち着いて対応できるように、心とお金の備えをしておくことも大切かもしれません。
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