米国が面目保つ 先発ローレンスが6回無失点、銅メダルに貢献 野球プレミア12
野球の国際大会「プレミア12」は24日、東京ドームで3位決定戦が行われ、米国が6―1でベネズエラに勝った。 ◇ 米国が面目を保った。初の表彰台を狙うベネズエラを下し、銅メダルを獲得。エンゼルス時代の大谷(ドジャース)を指揮したこともあるソーシア監督は、「とてもエキサイティングな気分。ベストな状態で試合できない展開もあったが、銅メダルを獲得できてうれしく思う」と誇った。 計13四死球と投手陣が崩れたベネズエラに対し、米国は先発ローレンスが試合を作った。直球は140キロ前後ながら、変化球で打者の間を外す老練な投球で6回無失点。2019年に広島でもプレーした37歳は「チームを勝たせるためのプレーをしたいと思っていた。好投できてよかった」と息をついた。 今大会は米マイナーリーグで今季104盗塁のシンプソンや、昨季のドラフトでカブスに1巡目指名されたマット・ショーら将来が嘱望される若手も多く参加した。指揮官は「若い選手はこの経験を持ち帰り、もう一段階上の大会にも進出していってほしい」とさらなる飛躍を願った。(川峯千尋)