気になる!? 「~でよろしかったでしょうか」という日本語は正解なのか?←サマンサ・アナンサが解説
ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとインスタグラマーのウラリエが金曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-金午後1時~)で、「気になってしまうこと」がテーマのコーナーに寄せられたメールを紹介した。 【関連】論争勃発!? 「用を足したあとに手を洗わず、女性と手をつなぐ」←いかがなものか? 最初に紹介したのは、「飲食店やスーパーに行ったときなどに『〇〇でよろしかったでしょうか?』と店員さんに言われることが気になる」というメール。気になってはいるものの、これは正解なのかどうかがわからずにモヤモヤし続けているそうだ。 航空業界で務めていた経験があるサマンサは、「航空会社での接客トレーニングでも言われることですが、過去の出来事ではないにもかかわらず過去形で尋ねている場合は、一般的には間違いとされる」と解説。さらに、「『よろしいでしょうか』ならまだいいですが、さらにいいのは『よろしゅうございますか』という言い方でしょうか」と紹介した。 ほかにも、「商品のほうをご用意いたしました」などの“ほう”も間違いだと指摘すると、ウラリエは「私も言ってしまう」と反応。サマンサは、「“ほう”は、『向かって右側のほうに』など、方向や方角を指すような場合に使うもので、『お会計のほうよろしいでしょうか』も間違いです」と詳細に説明した。 続いて寄せられたのは、「冬場の女子の服装が気になる」というメール。「上はコートを着てマフラーを着用し、イヤーパッドまでしている。それなのに、下はショートパンツかミニスカートに生足という、寒いのか寒くないのか分からないファッションが気になります」とつづられていた。 この疑問に対し、ウラリエは「最近はファッションよりも防寒を優先するようになったけど、若い子には足とかお腹を出している子がいて、『寒そうやな』と思って見ている」とコメント。 一方のサマンサは、ロングブーツを着用する場合を例に挙げ、「ロングスカートだと組み合わせが悪いため、ミニスカートやホットパンツなどショート丈のものを着用してバランスをとる必要がある」と解説。そのうえで、「本人が自由にやっていることなので、いいのでは。風邪をひいたら、ひいたときにその本人が考えるでしょう」と自身の考えを明かした。 この日のサマンサは、上下が同じ色と生地の統一デザインで、いわゆるセットアップの装い。しかし、この「セットアップ」という表現も、海外での居住経験があり英語も堪能なサマンサからすれば違和感があるのだそう。 「『セット』だけで意味が伝わるけど、何を『アップ』しているのでしょうか。私は『アップアップ』してますけどね」というサマンサのひと言に、ウラリエは笑っていた。 最後に紹介したのは、「動いて汗ばんだあとの自分のにおいが気になる」というメール。あえてジェスチャーを大きめにして脇のにおいなどを嗅ぎ、相手に「くさくない」と言わせることで自分を安心させているのだとか。 このメールを受けて、体臭フェチであることを明かしたサマンサは「残り香を楽しむこともあるくらい」だと話した。 そんなサマンサ自身は、「どうしてもというときは制汗剤などを使ってもらったらいいけど、生きていたら汗ぐらいはかくのでそこまで気にしなくていい。私のようなフェロモン大好き人間には、ありのままの魅力を届けてもらえれば」と呼びかけた。 ウラリエが「このリスナーさんに来てもらって、においをサマンサさんに判断してもらえれば」と言うと、サマンサは「あんまり見切り発車なことを言わないで」と笑いながら制止していた。 (取材・文=バンク北川 / 放送作家) ※ラジオ関西『Clip金曜日』2024年12月6日放送回より
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