30歳で「手取り18万円」です。老後のためにNISAやiDeCoで「月3万円」欲しいのですが、出せるのは「月1万円」です。やはり少額だと厳しいでしょうか?
月の貯金額を増やすには
では、月の貯金額を追加で1万3000円増やすにはどうすればいいのでしょうか。 主に、入ってくるお金を増やすことと、出ていくお金を減らすことの2つの軸で考え、それぞれの手段についてご紹介します。 ■収入を増やす 残業や副業をして月の収入を増やすのが一番手っ取り早い方法です。 特に、副業をすることでスキルや知識が身に付くのでおすすめです。 副業をしたことがない人は、ココナラやクラウドワークスなどの副業サイトに登録して仕事を探すのがいいでしょう。 例えば「営業をしているため営業に関する記事を書く」など、自分の持っている知識やスキルを活かした仕事をすると、収入を得やすいです。 副業で月1万円稼ぐことが目標であれば、無理なく達成できるでしょう。ただし、副業を禁止している企業もありますので、勤め先の規則をよく確認するようにしてください。 ■節約する 支出を抑えて貯金を増やすのも有効な方法です。食事を自炊にしたり、電気やガスの契約を安い会社に切り替えるといった方法が考えられます。スマホを格安キャリアに変えると、料金が月に数千円安くなることもありますので、検討しましょう。 ■節税制度を活用する iDeCoを使って投資したお金はその年の所得から控除され、税金が安くなります。 例えば月1万円iDeCoを使って投資した場合、年間12万円の全額が課税所得から控除されます。 税率は年間の所得額によって変わりますが、仮に総所得300万円の場合の所得税率は10%のため、所得が12万円控除されると所得税が1万2000円安くなる計算です。 会社員であれば年末調整で控除を受けることができます。毎年「小規模企業共済等掛金払込証明書」が自宅に送られてきますので、年末調整のときに勤務先に提出してください。 また、「給与所得者の保険料控除申告書」にiDeCoの投資額を書く欄がありますので、払込証明書の金額を書いて勤務先に提出することで、控除を受けられます。 他にも、生命保険に入っているのであれば、年間で支払った保険料の一部が所得税から控除されるので、忘れずに申請しましょう。