2025年のGTワールドチャレンジ・アジア/ジャパンカップのカレンダー発表。ジャパンカップは4大会8レース
8月9日、ファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイAWSを運営するSROモータースポーツ・グループは、2025年のGTワールドチャレンジ・アジアとジャパンカップのカレンダーを発表した。2025年もジャパンカップは全4ラウンド8大会が行われる。 【鈴鹿でのジャパンカップのスタートシーン】 GTワールドチャレンジ・アジアはSROが運営するGTカーのシリーズで、コロナ禍の2020~2021年はシリーズの開催ができなかったが、2022年から日本で4ラウンドを開催することでシリーズを復活させ、2024年からは日本チーム/ドライバーを中心とする『ジャパンカップ』も創出した。 GTワールドチャレンジ・アジアは2024年から中国のチームも多数参戦し、30台を超えるエントリーを集めるほか、今季から誕生したジャパンカップも台数が増加。今季最終大会となる岡山国際サーキットでのジャパンカップも、さらにエントリーが増えると言われている。 そんなGTワールドチャレンジ・アジアのカレンダーについては、すでに6月28日にクラウドストライク・スパ24時間の会場で発表されていたが、8月9日、ジャパンカップのカレンダーも発表された。全4ラウンド8大会と、今季と同じラウンド数で行われる。 シリーズ全体を見ると、まずは4月にはマレーシアのセパンでGTワールドチャレンジ・アジアが開幕。5月は初開催となるインドネシア、そしてタイでの開催となる。 6月には、今季同様ジャパンカップがスポーツランドSUGOで開幕する。7月は富士スピードウェイ、そして8月は岡山国際サーキットでGTワールドチャレンジ・アジアとジャパンカップが併催される。『SRO GTパワーツアー』と名付けられたGTカーファンにはたまらないイベントだ。 そして9月の鈴鹿サーキットでのレースはGTワールドチャレンジ・アジアではなく、2025年から復活するインターコンチネンタルGTチャレンジ第4戦鈴鹿1000kmとジャパンカップの併催となる。GTワールドチャレンジ・アジア参戦チームはメーカーを代表し鈴鹿1000kmへの参戦が推奨される。なおタイムスケジュール上、ジャパンカップのGT3参戦チームは鈴鹿1000kmとのダブルエントリーも可能になるという。GTワールドチャレンジ・アジアは10月に中国で最終戦を迎える。 レギュレーションについては2024年と同様となり、両シリーズとも60分レース×2回で、GTワールドチャレンジ・アジアはGT3のみのレースとして開催。ジャパンカップはGT3、GT4、GTCとマルチクラスのレースとなる。またカレンダーの面で大きいのは、ジャパンカップのスケジュール。日本国内で開催されるスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久との日程重複がなく、多くのチームの参戦が期待できるとした。なおSROによれば、3月もしくは4月にジャパンカップへの参戦を希望するチーム向けに公式テストが行われるという。 アジア、そして日本と多くの関心が寄せられ人気が拡大しているGTワールドチャレンジ・アジア/ジャパンカップ。2025年もさらなる飛躍が期待されそうだ。 2025 GTワールドチャレンジ・アジア/ジャパンカップ 暫定カレンダー(8/9) Date/Cource/GTWCA/JapanCup/Nationality 4月11~13日/セパン・インターナショナル・サーキット/第1ラウンド//マレーシア 5月9~11日/プルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・サーキット/第2ラウンド//インドネシア 5月30日~6月1日/チャーン・インターナショナル・サーキット/第3ラウンド//タイ 6月13~15日/スポーツランドSUGO//第1ラウンド/日本 7月11~13日/富士スピードウェイ/第4ラウンド/第2ラウンド/日本 8月29~31日/岡山国際サーキット/第5ラウンド/第3ラウンド/日本 9月12~14日/鈴鹿サーキット(鈴鹿1000km)//第4ラウンド/日本 10月/TBA/第6ラウンド//中国 [オートスポーツweb 2024年08月09日]