山本由伸ら負傷者続出で一番ピンチなのは誰? 米メディアが分析「チームの優秀な選手層を考えると…」
大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・ドジャースは現在、多くの負傷者を抱えている。怪我人続出はチームの成績に影響を与え、低迷する要因の一つとなっていた。米メディア『アスロン・スポーツ』は、誰が一番大きなプレッシャーを受けているかを分析。ドジャースを率いるデーブ・ロバーツ監督が最もピンチであると結論づけている。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング ドジャースは昨季オフに積極的な補強を行い、ロサンゼルス・エンゼルスからフリーエージェント(FA)になった大谷を獲得し10年総額7億ドル(約1110億円)の超大型契約を結んだ。また、オリックス・バファローズからポスティング公示された山本由伸投手とは12年総額3億2500万ドル(約515億円)の大型契約を締結。トレードでタンパベイ・レイズからタイラー・グラスノー投手を獲得するなど、多くの選手がドジャースに加入した。しかし、山本が60日間の故障者リスト(IL)入りするなど、現在は多くの怪我人が発生している。 深刻な状況を受けて、同メディアはタイトルに「より大きなプレッシャーを感じているのは誰だ?ロバーツか、それともアンドリュー・フリードマン編成本部長か?」とつけ、最も責任が重くのしかかっている人物を分析。フリードマン編成本部長については「彼の立場は、大谷の契約にある条項によってある程度保護されている。その条項では、フリードマンかオーナーのマーク・ウォルターのどちらかが退団した場合、このスター選手は契約を破棄できる。この条項はフリードマンの将来を大谷と密接に結びつけ、状況を一層複雑にしている」と伝えた。 一方でロバーツ監督に関しては「彼には成功に必要な全てのツールが与えられている。ドジャースの経営陣とファンは、彼がチームを優勝へ導くことを期待している。今年のワールドシリーズで優勝することは絶対条件ではないが、特にチームの優秀な選手層を考えると、チームは近いうちにタイトルを持ち帰るとの期待度が高い」と報じている。それ相応の補強をしただけに、期待を裏切るような結果に終われば、ロバーツ監督の解任論が浮上するかもしれない。
ベースボールチャンネル編集部