ヒーローライブなど多彩に 延べ4000人来場の盛況 南信州安心安全フェスティバル【長野県飯田市】
交通安全や防犯を呼び掛けるイベント「南信州安心安全フェスティバル」が14日、長野県飯田市上郷飯沼のイオン飯田店駐車場で開かれた。防犯ヒーロー「セーフティーダ」と下條村のご当地ヒーロー「地域戦隊カッセイカマン」によるコラボライブなど多彩な企画が催され、主催者によると延べ4000人以上が来場した。 初開催した昨年に続いて2回目。飯田下伊那地域の企業などでつくる「南信州の安心安全を守る協議会」が主催し、飯田署や飯伊交通安全協会、飯田広域消防本部、飯田国道事務所などが共催した。 学科や実技の試験を体験できる「子ども運転免許センター」や警察制服での撮影会、警察や消防の車両展示、夜光反射材を使ったお化け屋敷、ロボットで学ぶ交通安全教室など、会場には各種企画のブースが並んだ。 目玉企画のヒーローライブではSNS型投資詐欺や国際ロマンス詐欺を取り上げ、お金をだまし取ろうとする悪の組織を撃退するパフォーマンスを披露。セーフティーダによるクイズ大会もあり、子どもたちは楽しみながら交通安全や防犯に関する知識を身に付けた。 この日は飯田市出身のイラスト書道家・和全さんが飯田署から一日警察署長に任命され、PR活動に励んだ。書道パフォーマンスでは「護龍」の書と白バイに乗るセーフティーダや竜のイラストを描き、「安心安全な地域があってこそ夢をかなえられる」と呼び掛けた。 同協議会は現在25社で構成する。協議会長を務める伊坪ビジネス(同市松尾代田)の木村茂夫社長は「それぞれの会員企業の特性を生かしてさまざまな切り口から安心安全を呼び掛けられるイベントになった。民間企業から網の目状に安心安全への意識が広がれば」と話していた。