夏彩る「鳥取しゃんしゃん祭」 傘舞い踊り、鈴音涼やか
山陰の夏を彩る「鳥取しゃんしゃん祭」のメインイベントで、赤と青の色鮮やかな傘に付いた鈴の音を涼やかに響かせる「一斉傘踊り」が14日、鳥取市で開かれた。今年で60回目の節目を迎え、浴衣や法被で着飾った約2700人が参加した。 雨乞いが起源とされる、鳥取県の伝統的な「因幡の傘踊り」を誰でも踊れるようにアレンジしたもの。2014年には、踊り手の人数が最も多い傘踊りとしてギネス記録に認定された。 地元の企業や学校ごとに「連」というグループに分かれ、市内を踊り歩いた。沿道で眺めた鳥取市の大倉雅道さん(35)は「伝統的な踊りですごい盛り上がりを感じる。これからも続いてほしい」と話した。