ママ友に「換気扇は24時間つけるのが当たり前」と聞きました。正直「電気代がもったいない」と思うのですが、実際どうなのでしょうか…?
今回はある主婦の方から受けた生活費における無駄について紹介します。 その主婦はママ友数人と月1回行っている食事会で、高騰が続いている電気代の話題になり、その中で意外な事を耳にしました。それは「換気扇は24時間付けて当たり前」というものです。その方は日頃から節約に励んでいるので、24時間も換気扇を付けているのは正直「無駄」だと感じたそうです。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説 換気扇と電気代、生活費における無駄について、お答えしていきます。
基本的に換気扇は「24時間換気」がおすすめ
今回相談してくれた主婦の疑問は以下の通りです。 ●費用的に無駄ではないのか? ●換気扇を24時間稼働するメリットはあるのか? これらについて回答すると「換気扇の24時間換気」は決して無駄といえるものではなく、むしろ、24時間換気はおすすめ出来るものになります。その理由を解説します。 まず換気扇は電気代が大きくかかるものではありません。具体的に計算してみてみましょう。公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引委員会によると電気代の目安単価は31円/kWh(税込)とされています。 各場所における換気扇の消費電力と電気代です。トイレは消費電力が3W程度といわれ24時間で72W、30日で2.16KWです。つまり一ヶ月ではおよそ67円になります。キッチンは消費電力30W程度で一ヶ月では、およそ670円。浴室の消費電力は13~20W程度で一ヶ月ではおよそ290から446円になります。 24時間換気しても、月1000円前後、年間でも1万2000円程度ですむことになります。さらに24時間換気する事でのメリットも多いのでそちらも見ていきましょう。 ●カビの発生や結露を防ぐ効果がある ●花粉、黄砂の換気になる ●シックハウス症候群の予防 ●嫌な臭いの除去 このように換気扇を付けない事でカビや結露の発生を防ぎ、自宅の寿命を延ばす事にもつながります。 仮に換気扇を付けずにカビや結露が発生したり自宅にダメージがあった場合、それを改善・修理するために無駄な出費を招く原因にもなり、年間にかかる換気扇の電気代よりも高くつく可能性があります。そのため換気扇を24時間つけることはメリットが大きいといえるでしょう。