週末の天気 雨は限定的で30℃以上の真夏日続出 東京都心は連日真夏日に
きょう14日(金)は、本州付近で暑さのピークになった一方で、南西諸島では大雨のピークになった。本州付近の暑さのピークはきょう(金)とみられるが、この週末も30℃以上の真夏日が続出する予想。南西諸島は、週末も雨雲の通り道で、梅雨の終わりの大雨に警戒が必要になる。
暑さと大雨のピーク
きょう(金)は、九州から東北南部を中心に30℃以上の真夏日が続出し、午後3時現在、全国の408か所で真夏日になり、今年最多になっている。近畿や関東甲信では14か所で、今年初めて35℃以上の猛暑日になり、最も暑くなったのは、京都で35.9℃と全国の今年一番の暑さを更新した。
一方、南西諸島は、梅雨前線の影響で、沖縄本島で記録的短時間大雨情報が発表され、那覇では1時間に94.5ミリと6月史上初めて猛烈な雨を観測した。
真夏日続出 西・東日本の雨は限定的
あす(土)も、南西諸島では奄美を中心に局地的に雨が強まり、大雨になるおそれがある。ここ数日の大雨で地盤の緩んでいる所があり、あす(土)にかけて土砂災害の危険が高まりやすい状態が続く見込み。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に厳重な警戒が必要だ。また、西日本は午前中から、東海や関東も夜は、沿岸部ほど雨の降る可能性がある。
30℃以上の真夏日はきょうより少なくなるが、日本海側や関東など真夏日になる所が多く、日本海側では35℃以上の猛暑日の所があるかもしれない。東京都心も30℃と、2日連続で真夏日の予想。 【あす(土)の予想最高気温】 34℃ 津川(新潟)、長岡(新潟)、福井 33℃ 豊岡(兵庫)、長野、福島、米沢(山形)、横手(秋田)など 32℃ 鳥取、松江、甲府、山形、秋田など
東京都心など西・東日本で真夏日連続
あさって(日)は、朝まで関東を中心に雨が降り、午後は北陸から北を中心に雨や雷雨の所がある見込み。ただ、日中は広く晴れ間が出て、最高気温は30℃前後まで上がる所が多い予想。大阪と名古屋は6日連続、東京都心は3日連続で30℃以上の真夏日になりそうだ。南西諸島は、雨の降りやすい状態が続き、引き続き、少しの雨でも土砂災害などに警戒が必要になる。 (気象予報士・丸田絵里子)