ソフトバンク終戦 悪夢の4連敗…小久保監督「僕に責任がある」
(SMBC日本シリーズ2024、DeNA11-2ソフトバンク、第6戦、DeNA4勝2敗、3日、横浜)先に2勝しながら4連敗で屈し、ソフトバンク・小久保監督は無念の表情で振り返った。 【写真】小久保監督の長女、小久保春菜「娘の私がコメントできるような内容ではないですが…」 「本拠地に帰ってからきょうまで流れがこなかった」 相手の13安打11点の猛攻の前にどうすることもできず。指揮官も「DeNAの打線の厚み、つながりは最後まで感じた」と舌を巻いた。自軍打線は第3戦の一回に1得点した後は、日本シリーズワースト記録を更新する29イニング連続無得点と沈黙。この日の四回に柳田が30イニングぶりの得点となる2ランを放つのが精いっぱいだった。 4番の山川は快音を響かせられず、第3戦からの4試合は15打数無安打。「この悔しい光景を忘れずにまた練習に励んでいくしかない」と唇をかんだ。小久保監督は「そのメンバー以外で戦ってきていないんでね」と打者陣を責めることはなかった。 2000年に巨人に敗れて以来、ソフトバンクは出場した8シリーズ連続で制してきたが、ここで止まった。前身を含めて21度目の日本シリーズで初めて巨人以外の球団に敗れる形となり、指揮官は「負けて僕に責任がある。シーズンを戦った選手たちは胸を張って福岡に帰ってもらいます」と受け止めた。来季日本一を奪い取るため、もう一度チームを鍛える。(上阪正人)