映画「八犬伝」ジャパンプレミアを行った（前列左から）渡邊圭祐、寺島しのぶ、役所広司、内野聖陽、土屋太鳳、（中列左から）栗山千明、鈴木仁、板垣李光人、水上恒司、黒木華、磯村勇斗、（後列左から）曽利文彦監督、藤岡真威人、上杉柊平、河合優実、松岡広大、佳久創

　俳優の役所広司（６８）らが３日、東京都中央区日本橋室町のＣＯＲＥＤＯ室町仲通りで開かれた映画「八犬伝」（２５日公開）のジャパンプレミアに参加した。上映に先立つレッドカーペットイベントには役所をはじめ、共演の内野聖陽（５６）、土屋太鳳（２９）、河合優実（２３）、磯村勇斗（３２）、黒木華（３４）、寺島しのぶ（５１）ら主役級の豪華キャスト陣と曽利文彦監督（６０）の総勢１７人が集結した。 　原作は作家山田風太郎さんの小説「八犬伝　上・下」。里見家の呪いを解くため、８人の剣士たちの運命をアクションとＶＦＸで描く八犬伝の虚の世界と、物語を生み出した滝沢馬琴（役所）の実話という２つのパートが交錯する。 　夜のとばりが下りる中、剣士を演じた渡邊圭祐（３０）、鈴木仁（２５）、板垣李光人（２２）、水上恒司（２５）や葛飾北斎役の内野らが車に乗って登場。笑顔で写真撮影に応じたりサインをしたりしてレッドカーペットを歩いた。 　最後に”大トリ”の役所が現れ、雨が降りそうな中、「僕は晴れ男です。だから（天気が）もったんだと思います」とあいさつ。「撮影してから２年たちますが、監督が仕上げ作業を丁寧にやってくれました。素晴らしい映像ができています。ぜひ大きなスクリーンと大音響の映画館で見てください」と観賞を呼びかけた。 　里見家の姫役の土屋は胸元が開いた「ベアトップ」でヘソ出しのセクシーな黒いドレス姿で登場。時代を越えて愛された物語と最新の技術が交わって生まれた「刺激的な作品」とアピールし、日本橋周辺でのイベントについて「胸がいっぱいです」と感慨深く語った。