古田敦也、谷繁元信、高橋由伸…最初の監督就任では苦戦した名選手たちの“再登板”あるのか
今オフはプロ野球界で監督人事が盛んとなったが、将来的に“再登板”があるのか気になる人物たちがいる。古田敦也氏(元ヤクルト)、谷繁元信氏(元中日)、高橋由伸氏(元巨人)の3氏だ。いずれも最初に監督を任された際は結果を残せなかったが、球史に残る名選手たちだけに再びプロ野球チームを指揮することを望む声は多い。 【写真】「2億円」が「400万円」に急降下 球史に残る“大減俸”を味わった選手がこちら 球界だけではなくスポーツ界では「名選手、名監督にあらず」と言われる。もちろん川上哲治氏(元巨人)や野村克也氏(元ヤクルトほか)、森祇晶氏(元西武ほか)など選手、監督の両方で結果を出した人物も存在するが、指揮官としては失敗した名選手も多い。名球会入りを果たしている“ミスタードラゴンズ”の立浪和義監督も2022年から古巣の中日を指揮したが、3年連続最下位とチームを浮上させることはできずに今季限りでチームを去った。 「(古田、谷繁、高橋の3氏は)現役時代は各々が球界を代表する名選手だったが、指導者としての経験不足は否めなかった。監督就任に向けての準備不足も露呈、結果にも現れてしまった」(スポーツ新聞野球担当デスク) 古田氏には今でも毎年のように監督待望論が浮上する。球史に残る名捕手として活躍し、卓越した野球理論は誰もが認めるところで、古巣・ヤクルト以外の球団にも“候補”として取り沙汰されることも多いが……。 「前回の監督を務めた時は球界も過渡期で時代が古田氏に追いついていない感じもあった。野村氏に徹底的に教え込まれた野球脳の高さは球界トップクラス。今なら勝てて人気のあるチームを作れるはず」(ヤクルトOB) 2006年から2年間にわたってヤクルトで選手兼任として監督を務めた。グラウンド外でも、「Fプロジェクト」を立ち上げファンサービスに取り組むなど期待が高まった。しかし成績は2006年が3位、翌年は最下位と低迷したのに加えフロントとの対立もあったと噂される。 「(今年は古巣ヤクルトの)春季キャンプで臨時コーチを務めるなど、野球への情熱は衰えていない。しかし現在はテレビ地上波での出演も多く高収入がある。余程の好条件でない限り可能性は低いのではないか」(スポーツマネージメント会社関係者)