現行型「スバルBRZ」の生産が終了 次期モデルをスバリストが予想する
ブレンボ製ブレーキが再登場?
そのほか、D型の6AT車ではマニュアルダウンシフト制御の許容回転数が拡大され、「STI Sport」グレードにはブレンボ製17インチブレーキが再びオプションとして設定されるとのディーラー情報もある。 同ブレーキシステムはBRZのSTI Sportをオーダーするユーザーから大人気を博していたのだが、早々に生産可能台数の上限に達してしまい、2023年11月20日以降は新規注文ができない状況になっていた。そんなブレンボ製ブレーキが再び選べるようになるのは、C型のSTI Sportをここ数カ月の間にオーダーした人にとっては悲報なのだろうが、これからBRZを買おうと思っている人にとっては正直、朗報であろう。 さらに「地味に使いづらい……」との評判だったワンタッチウインカーが廃止され、D型からは通常方式のウインカーに戻るといわれている。筆者も現行型「レヴォーグ」のA型でワンタッチウインカーに苦しめられ、通常のウインカーに戻ったD型に買い直した際には狂喜乱舞した。地味ではあるが、ここはけっこう重要な改良点であるようにも思う。 以上あくまで「推測を含む」ではあるが、スバルBRZは今年の夏か秋に発売されるD型において、その商品力をさらに上げてくるもよう。新車を買うタイミングというのはなかなか難しいもので、「欲しいと思った今、買うべきなのか? それとも熟成を待つほうが賢いのか?」ということに、いつも悩まされる。そして、そこには正解も不正解もないのかもしれない。 だが少なくとも次のD型BRZが間違いなく“買い”であろうことは、車種は異なるが同じくD型のスバル車を最近購入した者として、ほぼ確信している。 (文=玉川ニコ/写真=スバル/編集=櫻井健一)
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