阪神・梅野隆太郎、藤川球児監督を「いい意味で裏切る」 12年目の来季へキャリアハイ宣言
昨オフは左尺骨骨折からの回復に当てざるを得なかった時間も、今オフは全て上積みのために使える。これまでは合同形式だった自主トレも「変化していきながらやりたい」と、単独か少人数で敢行する予定で、徹底的に自分のやるべきことと向き合う。
「まだまだ年齢的にもどうこうという年齢ではないと思う。しっかり若い選手と競い合い、刺激をもらいながら、負けん気を持って来シーズンに向けてしっかりいい準備をしたい」
現状維持の年俸1億60000万円で契約を更改し、来季は4年契約の最終年となる。強い気持ちで、最高のオフから最高のシーズンを目指す。(邨田直人)
■藤川監督のベテランにハッパVTR
藤川監督は10月15日の就任会見で強化ポイントにベテラン選手を挙げ「プレーヤー個人に力がなくて、ベテランというのは僕は必要ないです。力もあって、周りの意見も酌み交わしながら、うまくファンや首脳陣などすべてを取り囲む選手が欲しい」と注文をつけた。
★来季の阪神は捕手8人体制
来季、梅野の最大のライバルとなるのは、今季は自身に次ぐ64試合に出場した31歳坂本だ。秋季キャンプで藤川監督から評価された26歳栄枝、今季5試合出場の30歳長坂に加え、23歳藤田、20歳中川も飛躍を誓う。また今秋のドラフトで3位指名の町田(BCL埼玉)、育成D2位指名の嶋村(四国IL高知)も加入し、現状では捕手8人体制となる。