1950年からヘビーピートにこだわり続ける若鶴酒造、ウイスキー最新作「三郎丸IV」はハイランドピートでクリア&スモーキー
発表会では「三郎丸IV THE EMPEROR」と「三郎丸III THE EMPRESS」をテイスティングさせてもらった。同じ条件で作られ、使っているピートのみ違うウイスキーを並べて飲む機会はめったにない。 ハイランドピートの「三郎丸IV THE EMPEROR」はもちろんスモーキーでウッディだが、さわやかなイメージで果実味や甘やかな印象。味わいは香りのイメージ通りで、パワフル。オイリーでうまみたっぷり。 アイラピートの「三郎丸III THE EMPRESS」はスモーキーでソルティ。パワフルでスパイシー。ウッドのバニラ感も強め。味わいは柑橘味もありながら、ビターな感じが楽しい。 どちらも、たった3年の熟成期間とは思えないほど美味しい。これが、「ZEMON」に使われているスズの効果なのであれば、発明といっていいのではないだろうか。ウイスキー好きであれば、ぜひ試したいところ。オンラインショップ「私と、ALC.」の会員限定抽選販売に申し込んでみて欲しい。
■ 柳谷智宣 やなぎや とものり 1972年12月生まれ。1998年からITライターとして活動しており、ガジェットからエンタープライズ向けのプロダクトまで幅広い領域で執筆する。近年は、メタバース、AI領域を追いかけていたが、2022年末からは生成AIに夢中になっている。 他に、2018年からNPO法人デジタルリテラシー向上機構(DLIS)を設立し、ネット詐欺の被害をなくすために活動中。また、お酒が趣味で2012年に原価BARを共同創業。
柳谷智宣