【高校ラグビー】茗渓学園が14トライ完封!WTB大野「6年間の集大成」強い絆で臨む高校最後の冬
◇◇全国高校ラグビー大会2回戦 茗渓学園86―0盛岡工(2024年12月30日 花園) 茗渓学園(茨城)が盛岡工(岩手)を相手に、ノーホイッスルトライを含む計14トライの猛攻で相手に1点も与えず圧勝した。 前半13分、CTB山口海晴(3年)のトライを皮切りに、前半だけで9トライ。体重115キロのLO大畠弘成(3年)が約50メートルゲインして鮮やかなオフロードパスを見せるなどFW陣も快走した。後半に入るとメンバーを7人入れ替え。出番が回ってきたリザーブ陣もトライを量産して存在感を示した。 前半だけで4トライを決めて後半6分に退いたWTB大野陽世(3年)は「疲労をためずに終われてよかった」と体力を温存。昨年敗れた東福岡に挑む3回戦へ向け「次は絶対に勝たないといけない因縁の相手」と闘志を高めた。 先発メンバー15人中11人が茗渓学園中出身。中高一貫で6年間苦楽をともにしており、大野は「言葉を交わさずともやりたいことが分かる」と絆の強さを表現する。高校最後の冬を迎え「3年間の高校より6年間一緒の強み。自分としては6年間の集大成」と最後まで心を一つに戦い抜くことを誓った。