職場にいる「自分勝手な人」と「まわりから信頼される人」の決定的な違いとは
● まわりから信頼される人の特徴 対して、まわりから信頼される人は、自分の能力を「誰かのためにも」使うことを考えます。これは、自分を犠牲にするという意味ではありません。 あくまで、自分が誰かのために役に立てることがあるなら積極的に自分の能力を差し出そうとするのです。 たとえば、皆さんが大量の仕事を抱えていたとしましょう。そんなときに同僚に、「手伝えることありますか?」と声をかけられたらどう思うでしょうか。心が救われるのではないでしょうか。 もちろん仕事の内容によっては、手伝ってもらうことのできないこともあると思います。ですが、その心意気や気遣いに救われる部分は非常に大きいはずです。 このように、まわりから信頼される人は自分が誰かの役に立てることはないかと考えながら行動しています。当たり前のことですが、職場にいたら大変助かるでしょう。 「仕事」の本質は、誰かの悩みを解決することです。「困っている人を助ける」「悲しんでいる人を笑顔にする」など、誰かを助けてはじめて「仕事」と言えます。その意味では、自分勝手な人は誰かを助けることはできておらず、その能力を振りかざしているだけです。 同僚や相手を思う気持ちがなければ、仕事をしているとは言えません。シンプルなことですが、ぜひ頭の片隅に入れておいていただけますと幸いです。
本多正識