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（ブルームバーグ）： ニューヨーク・リバティがミネソタ・リンクスとの激戦を制し、ＷＮＢＡファイナル初優勝を果たした翌日、米女子プロバスケットボール界では新たな闘いが始まった。

選手組合によると、ＷＮＢＡ選手たちはより有利な契約を求めるため、労使協定（ＣＢＡ）が期限を迎える２年前にオプトアウトすることを投票で決めた。当初、契約は2027年に期限切れとなる予定だった。

全米女子バスケットボール選手会（ＷＮＢＰＡ）のオプトアウト決定による来シーズンへの影響はない。両者が新たな合意に達した場合は26年に発効する。合意に達しない場合は、そのシーズンにロックアウトが発生する可能性がある。

ＷＮＢＡは視聴率と観客動員数が急激に伸びており、最近では以前の６倍の価値があるメディア契約を結んだ。ＷＮＢＰＡは、収入の分配、給料の引き上げ、引退した選手や妊娠中の選手の福利厚生改善などを交渉の優先事項として挙げている。

「これは突然の思い付きではなく、ここ数シーズンにわたってわれわれが求めてきたことの集大成だ」と、ラスベガス・エーシズのガードでＷＮＢＰＡ副会長を務めるケルシー・プラム選手は声明でコメント。「われわれはリーグの歴史的な成長において重要な役割を果たしてきた。そして今、われわれが築き上げてきたビジネスにおいて、完全な透明性と公平な取り分を要求するために現在のシステムから脱却する」とした。

ＷＮＢＡコミッショナーのキャシー・エンゲルバート氏は、同リーグは「選手およびＷＮＢＰＡと協力し、全当事者にとって公平な新しいＣＢＡを締結することを楽しみにしている」とコメント。「今後数年にわたる成長と成功の基盤を築く」合意を目指すとした。

観客動員数の爆発的増加

ＷＮＢＡは、史上最高のシーズンを終えたばかりだ。同リーグによると、観客動員数は前年から48％増加。オンラインストアとニューヨークの旗艦店でのグッズ販売は23年の約７倍に急増した。