コアラ来日40周年 豪大使「友好のシンボル」とコメント 25日は「コアラの日」
オーストラリアのジャスティン・ヘイハースト駐日大使は24日までに、25日にコアラが日本に寄贈されて40周年を迎えるのに合わせ、「コアラはオーストラリアと日本の友好のシンボルとなっている」とするコメントを発表した。 【写真】コアラがシドニーの駅探検 警察出動し追い払われる、乗車かなわず 1984年10月25日、豪州から日本にコアラ計6頭が寄贈され、多摩動物公園（東京都日野市）と東山動植物園（名古屋市）、平川動物公園（鹿児島市）で飼育が始まった。日本動物園水族館協会は10月25日を「コアラの日」に制定し、現在も全国7カ所の動物園で飼育されている。 豪メディアによると、コアラの外国への寄贈は1925年の米国が初めて。その後、2014年に豪東部ブリスベンで開かれた20カ国・地域（G20）首脳会議では、オバマ米大統領（当時）ら各国首脳がコアラを抱き談笑する様子が「コアラ外交」として世界の注目を集めた。 ヘイハースト大使はコメントで、「ユニークな動植物は、オーストラリアの美しさと多様性を象徴している。特に有袋類であるコアラほど、愛されている動物はいない」とした上で、「今後も両国の強い絆を保つ重要な役割を果たしてくれることを願う」と述べた。（石川有紀）
