新調した「バーミキュラ」の卵焼き器が卵にもトーストにも使い勝手良し!【お米農家のヨメごはん】
稲の花が満開です!
さて8月、夏本番の田んぼでは、稲の花が満開の季節を迎えた。 茎の中で少しずつ成長していた稲穂が、あちこちで顔をのぞかせている。 出穂(しゅっすい=穂が出る事)だ。 この時期は水の管理が特に重要で、それはこの猛暑と密接な関係がある。出穂の時期に気温が高いと、お米の品質が低下する傾向が強くなる。その対策として、田んぼに冷たい水をできるだけ入れる。 幸いこの辺りは、北アルプスからの雪解け水が豊富に流れている場所だ。ただもう、それだけでは対応できない程、暑い。各地で高温に強い稲への改良が進んだり、田植え時期をずらしたりといった対策が取られている。 これまで普通に、春に田植えをして秋に稲刈りをして、瑞々しい新米を食べる幸せを享受してきた。が、それももしかしたら、当たり前ではない時代がやってくるのかもしれない。 満開の稲の白い花(正確には雄しべ)を見て、心が少しザワザワする。 今年もちゃんと収穫できるだろうか、品質はどうなってしまうのだろうか。やるべき事をしっかりやり抜き、あとはお天道様にお任せするだけだ。 今年も美味しい新米を、全国のお客様にお届けできますように。
濱田律子