「すごくスキルが高かった」 避難所の運営支援に水道工事 被災地での名古屋市の支援に密着 南海トラフ地震への備えにも【大石が聞く】
(利用者の声) 「仕切りができて安心。それまでは教室の中で仕切りなしで休んでいましたから」 暖房に強力なストーブも使っているため、こうして火災に備えた避難訓練も行っています。 名古屋市が避難所運営の支援をしていますが、主体となるのは地元の住民です。 (大石アンカーマン) 「今おいくつですか」 (地元住民) 「21歳。もともと避難者として友達と来ていて、なんか手伝えることがないかなと。若い世代が少ないので、ちょっとでも動いて助けられればと」 (名古屋市 防災危機管理局 成瀨 聡志 室長) 「今回の能登半島地震よりも(南海トラフ地震は)被害が甚大になる可能性が非常に大きい。今回特に断水が七尾市において非常に大きな影響があったので、ライフラインが止まることも踏まえて備えていく必要がある」 ■支援で得た南海トラフへ向けての教訓は この地方で心配なのは、近い将来発生が予想される南海トラフ地震。能登地震と同じ震度7や6強の揺れが広範囲にわたって襲うと考えられています。その備えは。 (大石アンカーマン) 「今回の支援で、来たる南海トラフへ向けての教訓、どんなものがあったんでしょうか」 (大石アンカーマン) 「こちらはどんな部屋になりますか」 (名古屋市 防災危機管理局 成瀨 聡志 室長) 「こちらは災害時に被害の状況などを集める部屋です」 現地で支援を指揮していた災害対策室の成瀨室長はこんな懸念も。 (大石アンカーマン) 「名古屋市でもし能登半島地震のような地震が起きた場合に、名古屋市はどこまで耐えられる?」 (名古屋市 防災危機管理局 成瀨 聡志 室長) 「南海トラフ地震は能登半島地震に比べて、広範囲の被害が予想される。今回の石川県のように、支援が全国から集まるかというと期待できないところもある。備蓄としてはまず1週間か家庭内備蓄を用意して、そのうち3日間は持ち出せるように準備をしていただく」 来たるその時に、どう備えるのか。改めて一人一人が考える事が求められています。 2024年2月29日放送 CBCテレビ「チャント!」より
CBCテレビ
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