岡山湯郷ベルがなでしこリーグ2部で優勝、1部昇格へ 低迷10年…今季は開幕から18戦無敗
女子サッカー・なでしこリーグ2部、岡山湯郷ベルが29日、リーグ優勝を果たし、1部昇格を決めました。
今シーズン開幕から17試合で無敗と、圧倒的な強さを見せるベル。かつて「なでしこフィーバー」に沸き、2014年にはリーグ優勝を果たしましたが、その後は低迷。リーグが再編された2021年からは実質3部となる、なでしこリーグ2部を戦っています。 勝てば優勝と昇格が決まるこの試合。備前市の会場には1200人を超えるサポーターが集まりました。 (サポーター[津山から]) 「最近よく来るようになりました。以前は、黄金期の時は、ちょこちょこ見てました。(優勝の)瞬間を見たい」 (サポーター[美作から]) 「きょうはオールブルーでキメてます。横山選手が点数一番なのでまた1、2点は欲しいです」 新たな歴史を作る大一番。得点ランクのトップを独走するエース・横山がチームを引っ張ります。 前半6分、ペナルティエリア内でボールを受けると反転してシュートを決め、今シーズン28点目で先制。 23分にはパスに抜け出して追加点! エースの活躍で試合を優位に進めます。 ベルはその後も今シーズンの勢いそのまま、ゴールラッシュで4位の湘南を圧倒。5対0で勝利し、復活ののろしをあげる、リーグ優勝をつかみました。 (サポーターは―) 「見始めた年が最下位で……。2年たって優勝というので、本当にただただうれしいです」 (岡山湯郷ベル/横山久美 選手) 「これだけたくさんの人が注目してくれて本当に長い間低迷していたんだなと改めて実感しましたし、ここからがまた勝負かなと思うので、きょうは1日うれしさにつかって、またあしたから頑張りたい」 (岡山湯郷ベル/谷口博志 監督) 「地域の方たちがこの10年間われわれのクラブを見捨てることなく応援を続けてくれたことが優勝につながったと思っているので、今後も地域の方たちに愛されるチームであり続けたい」
KSB瀬戸内海放送