「選手をうまくまとめることはたけている」 名将、落合博満氏も"太鼓判"? 中日・井上一樹新監督への期待度が高まる「理由」
中日の井上一樹新監督が着任早々、精力的に動いている。 何といっても先のドラフトでは4球団が競合した即戦力左腕、金丸夢斗(関大)を神引き。大きくガッツポーズを行い、喜びを全面に出したことも話題を集めた。 【動画】中日の”4番”が渾身の一発!中田翔が開幕戦で放った豪快弾を見る また去就が注目されている絶対守護神のライデル・マルティネスとも自身がオーナーを務める「極上松坂牛 樹一」に招き、絶品牛肉を食べながら残留交渉に臨んだことも伝えられた。 一方、新指揮官には3年連続最下位に沈むチームからの浮上が託されている。石川昂弥、ブライト健太など多くのロマン砲を抱えるとあって、いかに効果的に選手の背中を押せるかが注目される中、かつての指揮官からも井上監督への応援メッセージが飛び出した。 現役時代に3度の3冠王を獲得、中日監督時代には在籍7シーズンでリーグ優勝3度、日本一1度に導き、勝負の鬼として知られた落合博満氏と元DeNA監督の中畑清氏が27日に放送された「サンデーモーニング」(TBS系列)のスポーツコーナーにご意見番として生出演。 24日に行われたドラフト会議の内容を受けて、落合氏は監督時代に1度もクジを引いたことはないとしながら、理由としては「クジ引くまでは球団の仕事、獲ってきたら監督の仕事って割り切ってたんでね」と話した。 さらにチームの今後について話題が及ぶ中、落合氏は井上新監督についても言及。 監督時代に現役選手としても接した井上新監督について問われると、「黙々と練習するタイプですよ。選手会長もやってて選手をうまくまとめることは、たけていると思います」と手腕に太鼓判を押しながら、続けて「新監督になってどういう野球をやるかは、これからなんですけども。中日球団だけじゃなくて阪神でもコーチをやっている。これが結構いい方向に出るんだろうと思いますけどね」と複数球団で指導者の経験を持っていることで広い見地を養っているとした。 さらにドラフト時のガッツポーズについても「喜怒哀楽をしっかり出すタイプなんでね。若手をうまいこと持ち上げながら、やるということはできる」と若手が多い現在のチーム状況にもフィットすると見る。 まもなく発表予定の組閣も気になるところ。何より近年は3年連続最下位を含めBクラスが定位置とあって、新しい風で強竜打線復活なるか。明るさとガムシャラさが共存する井上中日のチーム戦略が今後も注目となりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]