【レスリング】新日本プロレスの小畑詩音がグレコ130キロ級で準V 将来はプロレス転向を希望
レスリングの天皇杯全日本選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)第3日(21日、国立代々木競技場第二体育館)、男子グレコローマン130キロ級で小畑詩音(おばた・しおん=23、新日本プロレス職)が準優勝した。 昨年の大学王者は、4月から新日本プロレスの〝ミスター〟こと永田裕志率いるレスリングチーム「TEAM NEW JAPAN」に所属。初戦から危なげなく勝ち上がった。決勝は97キロで実績のある奈良勇太(警視庁)に、前半リードしながら逆転負け。2位となったが、セコンドの永田監督から叱咤激励を受けて奮闘した。 試合後の小畑は「奈良先輩とは毎日練習していて、今日はかみついてやろうと思ったが、もう少し届かなかった」と初優勝を逃して、悔しさいっぱい。新日本プロレスの象徴、ライオンマークの入ったシングレットを着ての出場には「このマークを背負えるのは憧れだった。うれしかったが、次はもっと新日本プロレスに恥をかかせないように頑張っていきたい」と目を輝かせた。 すでに新日本の道場での練習に参加。プロの厳しいトレーニングを経験した結果、何と一日に体重が4キロも減ったこともあったという。新日本所属となったのも、もちろん将来のプロレスラー転向を見据えてのものだ。「自分はプロレスが好きで新日本に入ったので、将来はプロレスに」ときっぱり。レスリングで名を上げて、セルリアンブルーのリングに立つことを希望している。 永田監督も「すごい厳しい練習をやっている。今日はよく頑張った」と評価した上で「まずは、2026年のアジア大会(愛知・名古屋)を目指してやっていきたい。アジア大会で優勝してからプロレスに」とゲキを飛ばしていた。
東スポWEB