センバツ広陵・呉 選手紹介/13 広陵・馬場俊輔外野手/呉・住本大陽投手 /広島
<第91回選抜高校野球> ◇自分の走塁で勝利を 広陵・馬場俊輔(ばば・しゅんすけ)外野手(2年) 身長161センチでメンバーの中では小柄だが、50メートル走は6秒2で走塁には自信がある。昨夏の甲子園は初戦敗退し悔しい思いをしたが、九回に代打として送られ、セーフティーバントを成功させた。 「走塁はスタートが肝心」と、ハシゴ状のマス目を小刻みに走ったりする「ラダートレーニング」で瞬発力を鍛える。公式戦打率は3割を切るものの、盗塁5はチームで2番目に多い。 プロ野球・阪神で活躍し、セ・リーグ盗塁王に5年連続で輝いた赤星憲広さんに憧れる。「甲子園での勝利は、自分のホームインで決めたい」。京都市立大淀中学出身。 ◇武器は130キロ超の速球 呉・住本大陽(すみもと・たいよう)投手(1年) 昨秋の県大会決勝で先発を任された。相手は広陵。「やってやる」と自分を奮い立たせたが、先頭打者に四球を与え、暴投もありわずか7球で降板した。「練習ではストライクが入っていたのに、立て直せなかった」と反省する。 182センチの長身で、130キロ超の速球が武器。やや細身のため、寮の夕食では、どんぶり飯3杯をかき込む。「80キロまで増やし、下半身を安定させて速球に磨きをかけたい」と目標を口にする。 直球がシュート回転する癖があり、練習では修正に力点を置く。大リーガーの前田健太投手に憧れる。呉市立昭和北中学出身。