「本当に賢い子」=「頭のいい子」ではない。元教師が実践した、頭も心も「賢い子」に育つ“ある習慣”とは
こんにちは。知育で娘を3歳でIQ130まで伸ばした、賢い子の育て方について発信している、まーやです。 【こちらも話題】「本当に賢い子」ってどんな子? 元教員が出会ってきた「賢い子」に共通する“ある特徴”とは 今回は0歳から取り組み始めて、1歳半で平均の50倍の言葉をしゃべり、周りの大人を驚かせるほどの効果が表れた『語りかけ育児』について紹介します。 あくまでも我が家の子育ての話で、一個人の経験に過ぎませんが、この育児法は何歳からでも簡単に家庭で取り組める内容なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1歳で3語文喋った娘
1歳半で周りの大人が驚くほどしゃべるになった娘ですが、実は1歳になるまでは(正確には1歳を過ぎても)意味のある単語を発さなかったのです。 多くの育児書には、1歳を過ぎればそろそろ初語(「ママ」や「パパ」など初めて単語と認識できる言葉)が出てきてもいい時期と書いてあるのですが、兆候なし。 子どもの発達スピードはそれぞれだし、娘の言葉の発達はゆっくりなのかもしれないなぁと思っていました。 しゃべる気配が全く感じられないまま1歳2カ月が過ぎたころ、 こちらが驚くほど、せきを切ったように話しはじめたのです。 毎日、新しい言葉を習得してはしゃべる娘。初めて出てくる単語を1語としてメモに残していきました。 語彙はどんどん増え、1歳半で250語の単語をしゃべるまでに。そして3語文もこのころから出てきました。1歳半での言葉の目安は、5語程度なので平均の50倍です。 今までの心配はなんだったのかと思うほど、著しい言葉の発達に驚きました。 「そんなに早い時期からではなくても、いつかはしゃべるようになる」 と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私はできることなら娘に豊富な語彙力を持ってもらい、たくさん話すようになってほしいと願っていました。
なぜ言葉にこだわるのか
私は、小学校と中学校で国語科の教員として勤めていた経験があります。 小学校や中学校の生徒たちと接する中で感じたのは、言葉の力の大切さでした。 語彙が豊富で、言葉の力があればあるほど、学力面の「頭の賢さ」や人間関係など目に見えづらい「心の賢さ」に良い影響を及ぼしていると感じたからです。言葉の力のすごさを実感した一つのエピソードを紹介します。 小学校の教員時代に出会った子で、タイプの正反対なAさんとBさんがいました。 Aさんは活発なタイプで授業でどんどん発表し、休み時間には元気に外で遊ぶ子です。 Bさんは穏やかなタイプで、休み時間には友達と教室で絵を描くことが好きで、細やかなことに気付ける子でした。普段はなかなか遊ぶことのない二人です。 そんなある日の家庭学習に、AさんとBさんが日記を書いてきました。 Aさん 「今日の放課後、BさんがCさんの机の消しゴムのかすをさりげなく捨てていて、なんて素敵なんだろうと思いました。心がきれいなんだなと思いました」 Bさん 「今日の放課後、Aさんから掃除していてすごいねって言われました。そんな風に話しかけられたことがなかったので嬉しかったです」 交流することのなかった二人が、嬉しかった出来事を言葉で表現していることに、チャンスだと思った私は二人に許可を得て、学級通信で紹介することにしました。 お互いにそんなことを感じていたのかと二人とも驚いた様子でしたが、その日から少しずつ仲が深まっていく様子が見られました。 また、クラス全体でも友達のいいなと思ったところを日記に書いたり、伝えあったりするようにもなりました。言葉の力で温かい友達関係が作られていくきっかけとなった出来事です。 今の子どもたちを取り巻く環境は目まぐるしく変わっています。 ですが、どんなに時代が変化しても「人とのつながり」が変わることはありません。 そして人とのコミュニケーションの中心となるのは、今もこれから先も言葉だと思っています。 豊かな言葉は豊かな人間関係を築いて、充実した人生を歩むことにつながると考えています。娘にもそんな人生を歩んでほしい。そう考えていた私が注目したのが、1日30分だけの『語りかけ育児』でした。 次回はこの『語りかけ育児』について詳しくご紹介したいと思います。
【Profile】まーや(@ma_ya.chiiku)
教員時代の習性と研究気質から、妊娠中に育児書を1000冊以上読破。14年間の教員経験の中で、生きる上では学力だけではなく、人間性も重要だと感じ、特に幼児教育の重要性について考えるように。乳幼児期の脳の発達やIQおよびEQに着目し、2年間の育休中に自宅保育と知育を行い、3歳の娘のIQを130までに伸ばした。北海道の一軒家で夫、3歳の保育園児(娘)との3人暮らし。
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