別荘地などで…消防ホースの真ちゅう製の部品29本なくなる 金属価格の高騰を背景に転売目的の犯行か
転売目的の犯行でしょうか?長野県富士見町で消防ホースの格納庫から真ちゅう製の部品が29本無くなっていたことが分かりました。盗まれたとみられ町が被害届の提出を検討しています。 消防ホースの格納庫から取り出したのはー。 消防課: 「管鎗(かんそう)というものになります」 管鎗は消防ホースの先端に取り付けるもので、消火活動には欠かせません。しかし、富士見町では真ちゅう製の管鎗が大量になくなっていたことがわかりました。 4月24日、別荘を管理する警備会社から「格納庫の盗難防止シールがはがされている」と町に連絡がありました。 町は町内1300カ所の格納庫を調査、その結果、別荘地で21本、その他の場所で8本の合わせて29本の管鎗がなくなっていたということです。 盗まれた可能性が高いとみています。 富士見町消防課・原一岳課長: 「住民が少ない別荘地とか、こういうところが狙われたのかな」 格納庫の中には「アルミ製」の管鎗が入っていたものもありますが、開けられた形跡はあるものの盗まれていなかったということです。 町は金属価格の高騰を背景に転売目的の犯行とみています。 富士見町消防課・原一岳課長: 「(管鎗は)初期消火に大切なもの、なくなるのは大変なこと」 現在は予備の管鎗を配備していて、消火活動に影響はないとしています。今後、被害届の提出を検討するということです。
長野放送