専門家「けさの地震は元日の滑り残しで、震源域にあちこちあると考えられる」 気象庁からも“最後と思わないで”と注意呼びかけ
1月6日以来、およそ5か月ぶりに震度5強の揺れを観測した石川県能登地方。今回の地震について、専門家は、元日の地震で動いた活断層のやや深い場所で、動いていなかった部分が滑ることで地震が起こったと分析します。 【写真を見る】専門家「けさの地震は元日の滑り残しで、震源域にあちこちあると考えられる」 気象庁からも“最後と思わないで”と注意呼びかけ 金沢大学・平松良浩教授「滑り残している所というのが、震源域の中にあちこちあると考えられる。その中の1つで、今回マグニチュード6.0という地震が起こったという風にとらえることができる」 平松教授は、今後、大雨の時期を迎え、土砂崩れなどがさらに広がるおそれがあるとして、注意するよう呼びかけています。 気象庁は、今後1週間程度は、震度5強程度の地震が発生する可能性があるとしていますが、その後も危険な状況に変わりはないと指摘します。 気象庁地震火山部・原田智史 地震津波監視課長「しばらくして『地震が起きていないな』『しばらく落ち着いてきたな』と思っても、今回のように元日から5か月くらい経過してからこのくらいの地震が起こった。けっして終わったと思うのではなく、全体を通して地震活動の経過には十分注意してほしい」
北陸放送