ガールズケイリンGI「パールカップ」が11日開幕 グランプリ出場権かかる女子の東西戦、デビュー1年の新鋭も出場
全員予選スタートのトーナメント制
パールカップは4レース×1トーナメント制の大会で、勝ち上がりも東西に分かれている。初日に東西予選、2日目に東西準決勝、3日目に東西の準決の勝者(上位3名+4着1名)で決勝を行う。 ガールズは7車立てのため、勝ち上がりには“泣き別れ”がつきものだ。パールカップには「ティアラカップ」のようなシードレースがなく、全員が予選スタート。予選4着選手のうち選考順位上位選手1名が準決勝に進み、準決勝4着選手のうち予選順位上位者1名が決勝に進む。
グランプリ切符は誰の手に
すでに児玉碧衣がGIオールガールズクラシックを制し、年末のガールズグランプリ出場権を手にしている。 今年のグランプリは、パリ五輪でのケイリン種目金メダルも選抜条件に含まれている。(※1月から10月の平均競走得点が上位20位以内の者) 仮に3つのGIの優勝者が異なりパリ五輪で出場枠が埋まった場合、賞金上位での出場枠は3名となる。今年最後のGIとなる11月の「競輪祭女子王座戦」ではパリ五輪帰りのナショナルチームも参戦するため、ガールズケイリンを主戦場としている選手たちはこのGIを大きなチャンスと見ているかもしれない。 実力拮抗の上位選手同士によるレースは、通常開催より波乱も多くなるだろう。普段は男子の競輪予想が守備範囲の方も、高松宮記念杯競輪とともにパールカップを楽しんでみてほしい。 ※藤田まりあ選手(埼玉)は病気欠場となり、補欠2位から青木美保選手(埼玉)が追加となりました