通天閣「大阪モデル」達成状況を色分け点灯で周知 社長「24時間点灯で協力」
お子さんにもわかりやすい啓蒙活動のコンテンツになれば
高井社長は「ずっと点灯して電気代とか大丈夫なん?とか言われますけど、いまは国難の時。みなさんに周知するため、通常やっていない24時間点灯も進んでやっていきます」と話していた。また「急にこちらから提案したことも受け入れてくれる大阪府のみなさんに感謝です」とも話していた。 そして、高井社長は「いま不要不急の外出を控えておられますが、ちょっとでも通天閣に親しみをもっていただけたらと思いますし、お子さんにもわかりやすい啓蒙活動のコンテンツになればと思っているので、幅広く感染拡大防止、一日も早い経済活動の復活に向けての士気を高めていけるきっかけになればと思っています」と力強く話していた。
大阪府は公式サイトでも達成状況を公開
大阪府によると、大阪モデルの達成状況については、8日から府の公式サイトで公開。11日からは通天閣のほか、大阪府吹田市の「太陽の塔」でも3色ライトアップで府民に周知するとしている。
通天閣、各地の売れ残り土産菓子を通販で半額販売
通天閣は、立地する「新世界」の住民から「通天閣が休業したら街がさみしい」という声や、取引先の菓子販売業者の返品を引き受け、だれでも入場できる地下の舞台スペースで半額で販売するスタイルを確立していたが、政府の緊急事態宣言を受け、4月8日の入場者が30人にまで落ち込み、当面の間の休業を決めた。 菓子販売については、各観光地で売れ残った菓子1万円分を、半額の5千円で主に通信販売の形で販売する形をとるなど、様々な工夫を行っている。 先週からは、2階の大窓に「明けない夜はない」「マスクの下は笑顔で」というメッセージも掲げたり、医療従事者への感謝の気持ちを込め、ブルーライトアップを行っている。
松井市長「吉村知事ごめん」、吉村知事「通天閣さんが無償でご協力頂けることに」
8日、大阪市の松井一郎市長は、自身のツイッターで「大阪城もライトアップ作戦に参加すべく検討致しましたが、ライトアップ設備経費に月600万円程必要と試算されましたので、費用対効果を考慮しライトアップ作戦は通天閣と太陽の塔にお任せいたします。今後のコロナ対策に益々お金が必要なので吉村知事ごめん」と投稿した。 これに対し、吉村知事は「松井市長、承知しました。太陽の塔はボタン一つで色を変えてライトアップできますので、こちらでやります。また、民間ですが通天閣さんが「大阪の為になれば」と無償でご協力頂けることになりました。通天閣さんありがとうございます。府のHPでも毎日、信号機に見立てて発表しますので、大丈夫です!」と自身のツイッターに投稿していた。