【独占取材】バブル期に市販を目指した幻のスポーツカー「アフガン」は、ひとりのカーガイの夢だった…斬新なボディスタイルに注目!
バブル崩壊とともに量産計画は幻に……
初めてで試行錯誤しながら、自らの設計でオリジナルの本格的なスポーツカーを作り、これをアメリカで量産して販売まで行おうという壮大な計画のもと、プロジェクト開始から8年を経た1990年、ついにこのKOGA CARS「アフガン」が完成した。 ところが同年の暮れにラスベガスのSEMAショーにも出展した矢先、日本のバブル経済の崩壊とともに景気がみるみる落ち込み、量産のための資金はこのマザーカーの開発で枯渇してしまい、プロジェクトは幻に。残ったのはこのクルマ1台のみとなったのだ。 あの当時、もうあと1年、日本の好景気が続いていたら、アフガンというスポーツカーの運命はどうなっていたのか……? そんな想像を今なお駆り立ててくれるほど、この斬新なコンセプトのもと創り出されたスポーツカーのシルエットは蠱惑的であり、その生い立ちもまた、ひとつの時代の貴重な資料といえる。 この記事を読んで、このクルマをそれなりに評価してくれる方がいれば、応相談でお譲りすることもできると、古賀氏は最後に話してくれた。
犬塚直樹
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