【インターハイ・注目タレントMF編】高校サッカー界屈指のタレントMF名和田我空、MF大谷湊斗ら
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)が7月27日から8月3日にかけてJヴィレッジを中心とした6会場で開催される。今年のインターハイも、各ポジションに注目選手が多数存在するが、その中でも大会の主役となりえるだけの可能性を秘めた選手を紹介していく。 【トーナメント表】令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体) ▽MF 馬場大瀬(遠野/3年) 幼少の頃から地元で育ったメイドイン遠野の10番は正確な技術を生かしたゲームメイクが売り。ボランチに入る今年は課題だった守備での奮闘も目を惹く。 竹内孝誠(鵬学園/3年) 球際での攻防に絶対的な自信を覗かせるボランチで、セカンドボールを拾って攻撃に繋げる。指揮官からの信頼は厚く、今年の鵬学園が4-3-3を採用するのは彼がいるから。 福本一太(阪南大高/3年) 「奪えるポジションを予測して、相手より速くというのを意識している」と明かすボールハント能力は一級品。高校に入ってからは攻撃性能も高まり、中盤で存在感を放つ。 森部絢(福大若葉/3年) 2歳上の兄・圭汰に続いて主将を託されたボランチは左右両足での正確な展開が売り。積極的にボールを引き出し、攻撃のリズムを作ることで、全国大会初出場の立役者となった。 髙橋響希(尚志/3年) 軽やかなステップで相手を外し、左足のキックからチャンスを演出する10番だ。ゲームを読む力も長けており、時間をうまく使いながら適切なプレーを選択可能。サイドハーフだけではなく、トップ下でも機能する汎用性も魅力のひとつだ。 大谷湊斗(昌平/3年) 「自分の声で引っ張りつつ、プレーでも引っ張れる選手になりたい」。タレントが揃う昌平でキャプテンマークを託された男は技術だけではなく、今季はリーダーとしての自覚も十分。ボランチのポジションで攻撃を司りながら、ゲームをコントロールしてチームを勝利に導く。 長璃喜(昌平/2年) 切れ味鋭いドリブルは破壊力抜群。元日本代表の玉田圭司監督も「誰も止められない」と舌を巻く。加えて決定力の高さも兼ね備えており、プレミアリーグEAST第8節では後半開始から出場して4ゴールをマーク。インターハイでもその才覚を如何なく発揮できるか注目だ。 嶋本悠大(大津/3年) 主戦場はボランチ。180cmのサイズと技術力を兼備し、確かな戦術眼も光る。今季は決定力にも磨きをかけ、前半戦終了時点でプレミアリーグWEST5位タイの6ゴールを記録。守備面でも献身性が増しており、攻守で代えが効かない10番になりつつある。 南創太(日章学園/3年) 昨季の夏に台頭し、右肩上がりで成長を続ける注目のレフティだ。局面を打開するプレーに特化していたが、今季は決定力の向上で勝負を決められる選手に変貌。複数のJクラブから熱視線を送られており、その実力に疑いの余地はない。 名和田我空(神村学園/3年) 昨秋にはU-17ワールドカップに参戦し、ラウンド16のスペイン戦ではゴールもマークした高校サッカー界屈指のタレントだ。キックの精度、ゴール前のアイデアはずば抜けており、狭いエリアでも決定機を生み出せる。海外クラブも注目する逸材がチームに初の日本一をもたらせるか。