一生に一度は訪れたい、世界の絶景灯台 30(海外)
火山から砂丘まで、灯台は世界各地の絶景に建てられてきた。 スペインのヘラクレスの塔は世界最古の現役の灯台だ。 【全画像をみる】一生に一度は訪れたい、世界の絶景灯台 30 スコットランドにあるニースト・ポイント灯台など、歩道を通ってアクセスできる灯台もある。 GPSやレーダービーコンといった航海支援装置の技術的進歩によって、ほとんどの灯台が不要になったとはいえ、灯台は各国の海岸に"安全"と"不動"の象徴として残っている。 世界各地で灯台は火山や小さな島、崖の上に建てられたが、今では崩れ落ちそうな岩の上にグラグラと不安定に建っているものもある。 ギネス世界記録によれば、アメリカには約670の灯台が残っている。アメリカ調達庁(US General Services Administration)は毎年、歴史的灯台保存法(National Historic Lighthouse Preservation Act)に基づき、一部灯台を一般に提供している。2023年にはペンシルベニア州、コネチカット州、メイン州にある歴史的な灯台を含め、過去最多の10基が譲渡されたり、競売にかけられるなどした。 他にも、見学が可能だったり、遠くから眺めることのできる灯台もある。 インドからスコットランドまで、世界各地の象徴的な灯台を写真とともに紹介しよう。
スペインにある「ヘラクレスの塔」は世界最古の現役の灯台で、その歴史は紀元1世紀後半にまで遡る
この古代ローマの灯台はユネスコの世界遺産に登録されている。スペイン北西部のラ・コルーニャの港の入り口に建っている。
ドイツのボーデン湖に建つ「リンダウ灯台」には時計もついている
リンダウ灯台はドイツ最南端にある灯台だ。1856年に建てられた。
フランス最西端にある「ケルモルヴァン灯台」は現役の灯台だ
ケルモルヴァン灯台は1849年に建てられた。
「ダイヤモンドヘッド灯台」はアメリカのハワイ州ホノルルにある有名なダイヤモンドヘッド・クレーターの海岸線にある
Hawaii Guideによると、この灯台はワイキキの岩礁に近づかないよう船舶に警告するために建てられた。
アイルランドの「ファナド灯台」は1817年、この5年前に起きた事故を受けて建てられた
そのほぼ100年後の1917年、ドニゴール州にあるこの見事な灯台は落雷を受けつつも生き延びた。
ギリシャの「ハニア灯台」は16世紀後半に建てられた
エジプト風のこの灯台はトルコ占領時代に荒廃し、1824年から1832年にかけて再建された。灯台は元の土台の上に建っている。